豚もも肉の正山小種煮
「正山小種」って何?という方も多いでしょう。通常「ラプサンスーチョン」と読みます。このお茶はヨーロッパではとても人気のある中国茶ですが、日本人には好き嫌いがはっきりと分かれるお茶です。なぜなら、このお茶の香り正露丸にとてもよく似ているのです。ですので、嫌いな人はもう匂いだけでダメと言いますし、好きな人は大好き。一度その味わいにハマると、とてもおいしいものです(同じ「正山小種」は正露丸の香りと一概には言えず、実に様々な味わいのものがあるそうです。詳しくはこちら「失われた紅茶のルーツ、ミッシングリンク 正山小種」)。もちろん私はこのお茶が大好きです。ミルクティにしてもおいしいですが、肉料理にとても合います。 そこで、正山小種で豚肉を煮てみました。その味を生かすため、塩以外の調味料を入れずに作ったところ、ハムを思わせる、とてもおいしい煮豚ができました。
豚もも肉の正山小種煮の材料(6~7人分)
豚もも肉の正山小種煮の作り方・手順
正山小種煮の作り方
1:
豚もも肉に塩をし、ジップロックなどに入れて一晩~二晩おく。
2:
オーブンにも入れられる鍋に1の豚もも肉と、かぶるぐらいの水、正山小種のティーバッグを入れて中火にかける。オーブンを100℃に予熱しておく。
3:
鍋の縁に泡がたち、少し沸騰してきたら、蓋をしてオーブンに入れ、そのまま100℃で90分ほど煮る。
4:
金串を肉の中心に刺し、金串があたたかくなっていて、また出てくる煮汁が透明なら火が通っている。汁につけたまま冷まして完成。
ガイドのワンポイントアドバイス
香りが強すぎると苦手な人も多いかと思い、今回は出がらしのティーバッグで煮ていますが、正山小種の味と香りが好きな人は、茶葉をそのまま入れてもOK。同じやり方で紅茶か烏龍茶を使えば、より一般的な味わいの煮豚になります。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。