大晦日の過ごし方、やってはいけないこと
大晦日にやってはいけないこととは?
その一方で、“やってはいけない”といわれる習わしもあるのをご存じでしょうか。大晦日のタブーについて、その理由とともにご紹介します。
<目次>
<大晦日のタブー>
<大晦日のタブー>
大晦日のタブー1. 正月飾りを付ける
正月飾りを12月31日に飾りつけるのはNG
また、葬儀の準備は前日に行われるので、それと同じ「一夜飾り」になってしまい縁起が悪いため、大晦日に飾ってはいけないとされています。
正月飾りは12月28日までを目安に、遅くとも30日には飾りつけるとよいでしょう。
大晦日のタブー2. 「餅つき」
正月に向けた餅つきは大晦日を避けて行います
餅つきは遅くとも12月30日までにするとよいでしょう。
なお、29日は「二重苦」「苦餅・苦持ち」につながるので避ける習わしがあります。一方で、29は「ふく」とも読みます。12月29日についた餅を「福餅」と呼んで、福が来るよう29日に飾るところもあります。
大晦日のタブー3. 早く寝る
「大晦日に早く寝ると白髪やシワが増える」という言い伝えも
その理由は、元日に新年を司る年神様に仕えることで、生命力が更生されると考えられていたため。これを「年籠り(としごもり)」といいます。早く寝てしまうことは、神様に仕える義務を果たしていないことになります。すると、生命力が衰えて老け込み、白髪やシワが増えるということになるわけです。
どうしても眠くて我慢できないときは、寝る前に「稲積む(いねつむ)」と言うと、白髪やシワが増えないといわれています。「稲積む」は、刈り取った稲を重ねて積むという意味のことば。「寝ね(いね)」と「稲」を掛けて、「稲積む」と言うことで、五穀豊穣を司る年神様に奉仕することになるからです。
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