今回は夏野菜の定番、トマト、きゅうり、なす、ピーマンの正しい保存方法と目安の保存期間、さらにカットした場合の保存方法と上手な冷凍保存の仕方についても解説します。
なお、野菜室と冷蔵室の使い分けは、以下の温度帯をベースにしています。
野菜室:5~7℃
冷蔵室:3~5℃
トマト
保存場所:野菜室(10℃前後が適温)保存期間の目安:1週間
へたが下になるようにキッチンペーパーで包みます
■カット済みで保存する場合は?
カット後は冷蔵室へ
■冷凍保存はできる?
金属製トレイにのせて、素早く冷凍
きゅうり
保存場所:野菜室(10℃前後が適温)保存期間の目安:3日
野菜室で立てて保存します
■カット済みで保存する場合は?
ラップでぴったり包み乾燥を防ぎます
■冷凍保存はできる?
1本丸ごと冷凍、塩漬け冷凍など冷凍保存は可能ですが、凍った水分が溶けて抜けてスカスカに。食感と風味が著しく落ちてしまうためおすすめしません。
なす
保存場所:野菜室(10℃前後が適温)保存期間の目安:4~5日
ポリ袋の空気はしっかり抜きます
■カット済みで保存する場合は?
カット後に保存する場合は横方向に切りましょう
■冷凍保存はできる?
なすは水分が多い野菜なので、そのまま冷凍すると解凍時に水分が抜けてスポンジのようになり、あまり好ましくない結果に……。焼きナスや揚げナスに過熱調理して水分をなくしてから冷凍保存することで、おいしく食べられます。
ピーマン
保存場所:野菜室保存期間の目安:4~5日
熱帯生まれのピーマンは冷蔵室では冷えすぎるので、夏場は野菜室で保存を。いくつかまとめてキッチンペーパーで包み、保存袋に入れ、空気をできるだけ抜いて口を閉じ、野菜室へ。保存期間の目安は4~5日程度です。
■カット済みで保存する場合は?
種を取り除いてぴったりラップを
■冷凍保存はできる?
カット済みなのですぐ使えて便利
低温に弱い傾向がある夏野菜。今回紹介した4種とも冷蔵室より温度がやや高い野菜室で保存するのが適しています。
ただし、カットしたものは劣化が早まるので、その間は冷蔵室での保存がベター。保存時のひと手間をうまく取り入れつつ、なるべく新鮮なうちにいただきましょう 。