そこで、All About編集部は「自分の顔の“老い”に関するアンケート」を実施。今回はその結果を発表するとともに、スキンケアに詳しい筆者が、ケアの方法を原因別に解説します。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 137名/女性360名/回答しない 3名
・年齢比:20代 100名/30代 198名/40代 122名/50代 64名/60代 14名/70代 2名
・アンケート実施期間:2022年1月14日~15日
1位は「目元」
下に示しているのは、363名に聞いた「自分の“老い”を感じる顔のパーツはどこですか?」の質問に対する回答を多いものから順に集計したものです。自分の「顔」で老い(年齢) を感じる部分はどこですか?
フリーコメントに寄せられた、具体的な悩みは下記のとおりです。
〇しわ
・どんな化粧品を使っても目尻のシワが治らない。(40代 女性)
・目や口の周りにシワが多くなりました。眉を描こうとするとシワでペンが止まることがあります。(女性 60代)
〇たるみ
・目の下にたるみがでています。また、口元もたゆんでいる感じがします。(女性 50代)
・目の下のたるみがひどく、実年齢よりも老けて見えます。(女性 30代)
〇クマ
・目の下のクマが年々ひどくなっているような気がして悩んでいます。昔は青クマが少しあるだけでしたが、年を重ねて、たるんだり、皮膚が薄くなったりしたようで、青クマと黒クマの混合のクマのようになり、メイクでもうまく隠せなくなったので悩んでいます。(女性 30歳)
・目の下にクマがあり朝が特にひどい。頬にハリがなくなった。眉間のしわが深くなった。(女性 40代)
このような悩みに対して、どのようなケアをすればよいのでしょうか? 下に示しているのは、本アンケートの回答者が行っているケアを割合で示したものです。
目元に対して行っているケア
結果は「保湿」が最も多く、アイクリームやマッサージなどをするという人も見られました。また、約10%は「何もしていない」ことがわかりました。
マスクが多くなった今、よりケアしたい目元。これに気を付けて
〇しわ目元のシワの原因として考えられるのは乾燥です。十分に保湿してあげることが大切。最近は、シワ改善に効果が期待できる「ナイアシンアミド」という成分を含んだアイテムがたくさん発売しているので、成分にも注目して選んでみてください。
また、目元はとてもデリケートなので、お手入れする際は摩擦を極力避けるように。中指や薬指の腹を使って優しくトントンと馴染ませるようにしましょう。
〇たるみ
たるみの原因として考えられるのは、やはり加齢が大きいと思います。それ以外には、ゴシゴシ擦る、下を向いてスマートフォンなどを長時間見ているというのも原因として考えられます。
十分な保湿、メイクオフを優しく行うなどの他、スマートフォンを見る時は、なるべく目線を上にするように心がけましょう。パソコンやスマートフォンの長時間の使用にも要注意。
〇クマ
目のクマには、茶クマ、青クマ、黒クマなどの種類があります。それぞれに適した対策があるので、自分がどのクマに該当するのか見極めましょう。
茶クマ:目を擦るなど摩擦による色素沈着が原因。メイクオフの際の摩擦や花粉症などで目が痒いと擦ってしまう人がなりやすいので、気をつけましょう。また、茶クマにはビタミンCが有効なので、ビタミンCが配合された化粧品を使う、食べ物やサプリで補うなどもいいでしょう。
青クマ:疲れや睡眠不足、血行不良などが原因。まずはゆっくり休む、睡眠を十分に取るようにしましょう。また、寝る前に、温かい蒸しタオルや蒸気で温めるアイマスクなどで目を温めてあげるのも効果的です。
黒クマ:目の下の皮膚がたるんで影となり、黒く見える現象。ゆえに原因は、たるみです。コラーゲンやヒアルロン酸などが配合されたアイテムでたっぷり保湿してあげるといいでしょう。目元用のシートマスクなどもオススメ。また、頭皮が硬くなっているとたるみが助長してしまうので、頭皮マッサージなども効果的です。
どの悩みにも、まずは保湿!が大切なので、心がけてみてください。