取引先の挨拶で、初めての相手に好印象を与える挨拶文
初めての相手・取引先に好印象な、挨拶メールの例文
読み手の立場になれば、突然知らない人からメールが届くと、「この人は誰だろう」「自分のことをなぜ知っているのだろう」「迷惑メールではないか」などと想像して不安に駆られるものです。その不安を解消し、好印象を与えるメールを送りましょう。
<目次>
メールの構成をおさえよう
初めての相手に送るメールは、挨拶だけで終わらせることもあれば、仕事の話と挨拶をセットにする方法の二通りあります。今回は仕事の話と挨拶をセットにする書き方をお伝えします。メールの構成は、次のような順序がおすすめです。
①宛名(〇〇社 〇〇様など) → ②始めの挨拶 → ③名乗り → ④相手を知った理由 → ⑤仕事の要件 →⑥結びの挨拶
始めの挨拶は丁寧に
挨拶文は、始めと結びに書きます。まずは、始めの挨拶です。会社と会社の間で、すでに取引がある場合は、「(いつも)お世話になっております。〇〇社の〇〇です。」が一般的ですが、「初めて」を印象づける書き方があります。・突然のメールで失礼いたします。
・初めてメールをお送りします。
・(失礼とは存じますが、)初めてメールでご連絡差し上げます。
自己紹介を兼ねた名乗り方
そのうえで名乗ります。ここでは自己紹介を兼ねていますので、「山口です」よりも「山口と申します」と謙譲語で相手に敬意を払う書き方をするとよいでしょう。・〇〇商事で△△を担当しております山口と申します。
・〇〇商事 経理部の山口と申します。
・〇月に〇〇商事に入社しました山口と申します。
・このたび総務部に着任しました山口と申します。
相手を知った理由を忘れずに添える
続いて、あなたがなぜ初めてメールを送るのか、または相手を知った理由や経緯を書いてください。・このたび前任の前沢から貴社の担当を引き継ぎました。
・上司の菅原より、〇〇様に連絡するよう申しつかりました。
・〇〇社の斉藤様からご紹介いただきました。
・弊社営業部 相田より紹介を受け、ご連絡いたしました。
仕事の要件は箇条書きしてもよい
それから仕事の要件を書きます。詳細な内容を丁寧な文章で書くと、どうしても長くなり読みづらいことも。部分的に箇条書きにしてもよいでしょう。結びの挨拶では今後を示唆する
最後に結びの挨拶をします。初めての相手に送るときは、今後を示唆する内容を入れるとよいでしょう。・今後ともよろしくお願いいたします。
・末永くご指導くださいますようお願いいたします。
・このたびのご縁を機に、これからもよろしくお願いいたします。
簡潔すぎる末文は避けるのが無難
なお、次のような一文で終える方法もありますが、ややぶっきらぼうな印象を与えるので初回は避けるようおすすめします。・以上。
・取り急ぎ、ご連絡まで。
・まずは、ご挨拶まで。
最後に、入社後に取引先へ初めて送るメールの文例を紹介します。
入社後に取引先へ初めて送るメールの文例
〇〇社〇〇 〇〇様
初めてメールでご連絡差し上げます。
〇月に〇〇商事に入社しました山口と申します。
このたび前任の前沢から貴社の担当を引き継ぎました。
不慣れな点もございますが、お役に立てるよう誠心誠意努めます。
早速ですが、〇〇様にご検討いただきたい案件がございます。
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案件名:
納品希望:
お支払い価格:
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こちらの都合で恐縮ですが、まずはお引き受け可能か否かを
〇月○日をめどにご返信くださいますと幸いです。
〇〇様とご一緒にお仕事ができますことを願っております。
このたびのご縁を機に、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
人間関係と仕事を良好なものにしよう
丁寧な挨拶で第一印象を良くしよう!
新たな出会いやご縁を活かして、人間関係や仕事をより一層充実させてください。
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