イエーガーマイスターとはハンターの守護聖人

鹿と十字架

鹿と十字架


さて、ラベルをご覧いただきたい。鹿があしらわれている。そして鹿の角の間に十字架が描かれている。何を意味しているのだろうか。
「イエーガーマイスター」とは"狩猟(ハンター)の守護聖人"のことらしい。では聖人とは誰のことなのか。聖フーベルトという人のことらしい。
フーベルトは655年頃、フランスはトゥールーズに貴族の子として生まれた。彼は20歳の若さで司法長官になるが、妬みや陰謀で失脚する。さらには妻が若くして亡くなり、失意からそれまでの生活を捨ててアルデンヌの森に隠遁する。
ある日、フーベルトが森で狩猟をしていると、見事な牡鹿に出くわし、すぐに射ようしたが、角の間になんと十字架が見えた。同時に「キリストを信じて生きなければ、地獄に堕ちるだろう」との声を聞く。
それからというものフーベルトはイエスの教えを範として学ぶ。やがて司祭となり、ベルギーのリエージュに大聖堂を建ててもいる。727年に天に導かれるまでアルデンヌの森の人々を熱心に宣教し、「みだりに獲物を射ることなく、人類のために、自然界の調和を求めるよう努めよ」と諭した。
後に聖人として認められ、ハンターの守護聖人として崇められたのだった。
「イエーガーマイスター」というブランド名には、おそらく自然の恵みに感謝し、その調和をはかったリキュール、との思いが込められているのではなかろうか。
 

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