黒髪が似合う芸能人は? 同じ黒髪でも似合う人・似合わない人がいる

1990年代、茶髪の流行を経て、黒髪の魅力が再評価されるようになりました

1990年代、茶髪の流行を経て、黒髪の魅力が再評価されるようになりました

ヘアスタイルと同じように、髪色にも流行があります。黒髪を明るく染めた茶髪は、1980年代頃までは不良というイメージが強かったですが、安室奈美恵さんによるアムラー旋風をきっかけに、1990年代後半には若い女性たちの間で大流行しました。

茶髪がおしゃれな髪色として広く受け入れられるようになると、黒髪の美しさにも目が向けられるようになります。たとえば、シンガーソングライターの宇多田ヒカルさん、女優の深津絵里さん、柴崎コウさん、栗山千秋さん、フィギュアスケーターの荒川静香さん、モデルの秋元梢さんなどは、黒髪がとてもよくお似合いですよね。

その印象が強いせいか、黒髪は美人しか似合わないのでは、と思っている方もいるようです。結論からいうと、そういう訳ではありません。ただ、同じ黒髪でも、似合う黒髪、似合わない黒髪があるのです。
     

理想的な黒髪「烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)」とは?

「烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ」は、黒く艶やかな髪色をあらわします

「烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ」は、黒く艶やかな髪色をあらわします

日本では古くから、黒く艶やかな女性の髪の毛を讃える表現として、「烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)」「濡鳥(ぬれがらす)」「烏羽色(からすばいろ)」といった言葉が用いられてきました。

からすは真っ黒というイメージですが、その羽をよく見ると、光の加減によって青や紫、緑などの光沢を帯びて見えます。黒髪は日本人の特徴の1つですが、黒髪の明るさ、色み、ツヤ感、髪の毛の太さ、毛量など、個人差があります。

前述した宇多田ヒカルさんなどの黒髪は、「烏の濡れ羽色」という表現がしっくりしますが、たとえば、綾瀬はるかさん、新垣結衣さん、石原さとみさん、石原ゆり子さんなどの黒髪はソフトな印象があります。「烏の濡れ羽色」が示す黒髪とは、ややイメージが異なるのではないでしょうか。

このように、「烏の濡れ羽色」にふさわしい黒髪の持ち主は少数派だからこそ、理想的な美しさを形容する言葉として用いられてきたのでしょう。
 

黒髪が似合わない人の特徴は?

黒髪が似合わない人の特徴は?

黒髪にはユーメラニンが大量に含まれていますが、ユーメラニンが少ないと髪色は茶色になります

安室奈美恵さんは茶髪のイメージが強いせいか、黒髪を想像するのは難しいかもしれません。「スーパーモンキーズ」としてデビューした頃の写真を見ると茶髪ではなく黒髪ですが、他のメンバーと比べると、真っ黒よりも焦げ茶色という表現がしっくりします。

髪色は、ユーメラニン(褐色~黒色)とフェオメラニン(黄色~赤色)、2種類のメラニンの割合によって決まります。黒髪にはユーメラニンが大量に含まれていますが、ユーメラニンが少ないと髪色は茶色になります。メラニンは、表皮細胞にあるメラノサイトという細胞で産生されます。髪色だけでなく、肌の色もメラニンによって決まるため、生まれながらの髪色は、肌の色と自然に調和すると考えられます。

安室奈美恵さんがファッションリーダーとして多くの人に愛されたのは、明るく染めた茶髪と健康的な肌色が調和し、メイクやファッションなど、全体のカラーイメージとの相乗効果によって、魅力を最大限に引き出してきたからにほかなりません。

安室奈美恵さんに比べると、茶髪の印象は薄いかもしれませんが、篠原涼子さん、深田恭子さん、竹内結子さん、小泉今日子さん、長澤まさみさん、佐々木希さんなども、真っ黒な黒髪よりも茶髪のほうがしっくりしませんか?

生まれながらの髪色が茶色に近い人が真っ黒な黒髪に染めると、肌の色に馴染まず、浮いてしまうことがあります。
 

ヘアカラーによって顔色が悪く疲れて見えることも…黒髪も注意が必要

一度も髪を染めたことのない「バージンヘア」の持ち主は少なくなりつつあります

一度も髪を染めたことのない「バージンヘア」の持ち主は少なくなりつつあります

黒髪も茶髪も、それぞれ魅力があるのですが、ヘアカラーが普及するにつれて、今まで一度も髪を染めたことがない人は、少数派になってきています。しかし、就職活動や職場の規定で、明るく染めた髪を黒髪に戻さなくてはならないとき、不自然な真っ黒になってしまったというご経験はありませんか?

一般的なヘアカラーリング剤にはブリーチ作用があります。ブリーチによってメラニン色素を壊して髪色を明るくし、染料によって発色させます。ヘアカラーによっては、髪色と肌色の調和が損なわれ、肌がくすんで見えたり、顔色が悪く疲れて見えたりすることがあります。同じ黒髪でも、似合う明るさや色みを選ぶことで、残念な印象を避けることができます。

また、ヘアカラーにもトレンドがあり、髪色の明るさだけでなく、色みや質感も重視されるようになってきました。昨今のトレンドヘアカラー「暗髪(くらかみ)」は、茶髪よりも暗く、黒髪よりも明るい色。ダークアッシュブラウン、ブルーブラック、ブルージュ、グレージュなど、さまざまな色みや質感を叶えるヘアカラーが提供されています。

トレンドヘアカラーは魅力的ですが、色名から染め上がりの髪色をイメージするのは難しいかもしれません。自分に似合うのはどんなヘアカラーなのか、明るさや色みについて、美容師さんに相談してみるのもよいでしょう。
 

黒髪の4つのタイプ(スプリングやオータムなど)・似合うヘアカラー

年齢を重ねると、シルバーグレーになるタイプと、黄みを帯びた白髪になるタイプに分かれます

年齢を重ねると、シルバーグレーになるタイプと、黄みを帯びた白髪になるタイプに分かれます

日本人の黒髪(生来の髪色)は、大きく4つのタイプに分類することができます。
日本人の髪色は大きく4つのタイプに分類することができます

日本人の髪色は大きく4つのタイプに分類することができます

あなたの生来の髪色は、上図のどの色にいちばん近いでしょうか? それぞれのタイプの特徴と似合うヘアカラーの色をご紹介します。

髪色に調和する色をメイクやファッションに取り入れると、あなたの魅力を最大限に引き出してくれますよ。
 

烏の濡れ羽色のような艶やかな黒髪の場合:ウィンタータイプ

ハリ、コシ、ツヤのあるしっかりとした髪質で、年齢を重ねると美しいシルバーグレーになる人が多いようです。ヘアカラーは、赤みや紫みを帯びたダークブラウン、ブルーブラックなどが似合います。明るい茶髪にすると、顔色がくすみ疲れて見えるので避けたほうがよいでしょう。

ウィンタータイプの詳細は下記をご覧ください。

ウィンター(冬)タイプ 女性編
ウィンター(冬)タイプ 男性編
 

ソフトな黒髪で艶消しの感じの場合:サマータイプ

髪質はハーフマットな艶があり、軽やかで細い髪質の人が多いようです。真っ黒な黒髪に染めると重すぎて持ち前のエレガントなイメージを損ないます。ヘアカラーは、ブルージュ、グレージュなどがしっくり馴染むでしょう。明るい茶髪にすると、上品さが損なわれ、違和感が出ます。年齢を重ねると、ソフトなグレーの白髪になります。

サマータイプの詳細は下記をご覧ください。

サマー(夏)タイプ 女性編
サマー(夏)タイプ 男性編
 

明るい茶色で艶がある場合:スプリングタイプ

絹糸のように髪が細く、髪質は柔らかくツヤがあります。生来の髪色が明るいので、黒髪にすると重く感じられ、地味な印象になります。艶のある明るい茶髪にすると、華やかな印象が引き立ちます。年齢を重ねると、シルバーグレーにはならず、黄みを帯びた白髪になります。

スプリングタイプの詳細は下記をご覧ください。

スプリング(春)タイプ 女性編
スプリング(春)タイプ 男性編
 

焦げ茶で艶消しの感じの場合:オータムタイプ

しっかりとハリやコシのある髪質なので、一見黒髪に見える人もいますが、暗い焦げ茶色です。マットな質感の暗髪が似合いますが、真っ黒に染めると顔色が悪く見えます。茶髪は似合いますが、明るすぎると軽すぎて安っぽく見えるので避けたほうがよいでしょう。年齢を重ねると、シルバーグレーにはならず、黄みを帯びた白髪になります。

オータムタイプの詳細は下記をご覧ください。

オータム(秋)タイプ 女性編
オータム(秋)タイプ 男性編
 

ヘアカラーは退色する

ヘアカラーは次第に退色し、染めたての髪色よりも明るくなっていきます

ヘアカラーは次第に退色し、染めたての髪色よりも明るくなっていきます

このように、髪色には個人差がありますので、ヘアカラーをするときは、色みや明るさ、質感をしっかり吟味しましょう。

また、ヘアカラーはキューティクルを破壊するため、自然なハリ、コシ、ツヤは損なわれていきます。色落ちしていくにつれて、染めたてのきれいな髪色よりも明るくなり、肌色の見え方も変わってきます。一度ヘアカラーをしてしまうと、定期的に染め直す必要があります。

生まれながらの髪色に不満がないのであれば、安易に染めるよりも、髪の状態に合ったヘアケアをしたり、スタイリングを工夫するほうが、好感度につながりやすいものです。どうしても染めたいときは、暗めの仕上がりにして、退色して行く過程を楽しむようにすると、ダメージの蓄積を和らげることができます。

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