ワード(Word)の使い方

Wordの不要ページを削除する方法!空白や2ページ目、文書末など

ワード(Word)にはページ単位の選択機能はありません。それではページを丸ごと削除したいときはどのような操作をすればよいのでしょうか。今回はワードのページの消し方をご紹介します。1ページずつや、複数枚まとめて削除する方法などを解説します。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

Word(ワード)で不要なページを削除する方法

Word(ワード)で不要なページを削除する方法

Word(ワード)で不要なページを削除する方法について、分かりやすく解説します。
<目次>

Word(ワード)で不要なページを選択・削除する基本操作

基本的な操作は、ページの先頭行から末尾行までを選択し、[Delete]キーを押して削除する方法です。左側の余白部分にマウスポインタを置くと向きが右上になりますから、その状態で先頭行でマウスの左ボタンを押し、そのまま下方向に最下行までドラッグしてページ全体を削除して、最後に[Delete]キーを押してください。

何の芸もありませんが、やはりこれが最も基本的な操作となります。

1.
先頭行の左余白部分にマウスポインタを合わせて、マウスの左ボタンを押します。
Word(ワード)の不要なページを削除する方法

先頭行の左余白部分をクリック

2.
そのまま下方向に最下行までドラッグして、ページ全体を選択します。この状態で[Delete]キーを押すとページ全体を削除できます。 そのまま下方向に最下行までドラッグして、ページ全体を選択する。この状態で[Delete]キーを押すとページ全体を削除できる
 

Word(ワード)で不要な複数ページをまとめて削除する方法

複数ページにわたってまとめて削除する場合は、ワードで複数ページを表示して選択したあと、削除する方法がおすすめです。

手順は次のようになります。

1.
[表示]タブで[複数ページ]をクリックして複数ページ表示にします。 
複数ページ表示にします

複数ページ表示にします

2.
右下のズームバーにある[-]/[+]のボタンをクリックして、ページを選択しやすい倍率に調整します。
ページを選択しやすい倍率に調整します

ページを選択しやすい倍率に調整します

3.
選択するページの先頭行の左側にマウスポインタを置きます。
選択するページの先頭行の左側を選択

選択するページの先頭行の左側を選択

4.
マウスの左ボタンを押し、そのまま最終ページの右下までドラッグして複数ページを選択します。この状態で[Delete]キーを押すと、選択した複数ページが削除されます。
選択した複数ページが削除できます

選択した複数ページが削除できます

 

Word(ワード)で文書末の不要なページを削除する方法(特殊記号がある場合)

ワードでページを削除できない! という悩みで最も多いのは、文書末にある白紙のページを削除したい、というケースです。たとえば、次の画面を見てください。何も入力されていないのに、文書末に白紙のページがあります。

▼何も入力されていないのに、文書末に白紙の不要なページが残っています 
文書末に白紙の不要なページが残っているとき

文書末に白紙の不要なページが残っているとき

原因のほとんどは、文書末に、通常の文字ではない「目に見えない記号」が入力されていることです。たとえば段落記号、ページ区切り、セクション区切りといった特殊な記号がそこに入力されていると、白紙のページができてしまうのです。

この問題を解決するには、特殊な記号を削除することです。まずは、[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]ボタンをクリックします。これで、今まで見えなかった特殊な記号が見えるようになります。あとは、その記号を[BackSpace]キーや[Delete]キーで削除してください。

▼[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]ボタンをクリックすると、見えなかった特殊な記号が見えるようになります
[編集記号の表示/非表示]ボタンをクリック

[編集記号の表示/非表示]ボタンをクリック


 
▼特殊記号を選択して……
特殊記号を選択

特殊記号を選択


 ▼[Delete]キーを押すと最後の白紙ページが削除されます 
[Delete]キーを押す

[Delete]キーを押す

 

Word(ワード)で文書末の不要なページを削除する方法(表がある場合)

文書末に残った、不要な空白ページを削除するには、文書末に入力されている特殊記号を削除すればいいと書きました。

ところが、1つだけ、この方法ではうまくいかないケースがあります。それは、文書末に表がある場合です。次の文書を見てください。文書末に表があり、次ページの先頭に段落記号が1つだけ入力されています。
文書末に表がある場合

文書末に表がある場合

これなら、最後の段落記号を削除すれば問題は解決しそうですが、残念ながら、この段落記号は削除できません。なぜなのかについては、「それがワードの仕様だから」としか言いようがありません。 最も簡単な対応策は、表のあるページに含まれる不要な行を1行削除する方法です。すると、1行だけ全体が詰められて、最後の段落記号が前のページに収まります。

しかし、いつも不要な1行があるとは限りません。その場合は、次の方法で最後の白紙ページを削除できます。

▼最後のページの段落記号を選択したら、右クリックしてメニューを開き[フォント]を選択します
[フォント]を選択します

[フォント]を選択します

▼[フォント]タブで[隠し文字]をチェックして[OK]をクリックします。 [フォント]タブで[隠し文字]をチェックして[OK]をクリックします
 
▼[ホーム]タブの[編集記号の表示/非表示]ボタンをクリックします。
[編集記号の表示/非表示]を選択します

[編集記号の表示/非表示]を選択します

 ▼最後の白紙ページが削除されます。また、印刷でも最後の白紙ページは印刷されなくなります。
最後の白紙ページが削除されます

最後の白紙ページが削除されます

いかかでしたか。「ワードで不要なページを削除する」というテーマには、一太郎との違いや目に見えない特殊記号、文書末にある表のケースなど、興味深いトピックがいくつか含まれていることが分かったと思います。

でもこれで、「ワードでページを削除できない!」ということはなくなると思います。もし今後、同じ問題に直面したときは、今回の記事をぜひ思い出してください。

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