頑張らないダイエットとは? ダイエットは頑張るものじゃない!
辛い、無理している、それは間違ったダイエットかも
記事「シリコンバレー式ダイエットを日本で効果的に行うコツ」でも話題に挙げましたが、頑張り過ぎる=我慢する意志の力だけに頼るダイエットは、モチベーションの維持が難しいのはもちろんのこと、自らダイエットを困難にしているようなものです。
そこで今回は、「ダイエットを頑張り過ぎていないか?」をチェックしながら、少しの工夫&できる範囲で、効果的に“頑張らないダイエット”を実践していくポイントを紹介していきます。
<目次>
こんな人は要注意! 頑張り過ぎのサインをチェック
頑張り過ぎのサインを見逃さないで!
□不自然にハイテンション
例)毎日ハードなエクササイズを実践し、休日は立て続けにエクササイズのクラスに参加。そして常に活動的。
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一見ダイエットにとって重要なことに思えるのですが、頑張り過ぎの運動は体を慢性的なショック状態にし、食欲を抑える働きのあるホルモンを低下させる、いわゆる“ストレスホルモン”の値が増え、食欲や空腹感が増す可能性もあります。
□自分が実践しているダイエット以外には否定的
例)自分が実践しているダイエットについての否定的なコメントを読んだり聞いたりすると腹が立ち気分を害する。または、攻撃的になる。
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これは、実践しているダイエットが辛い証拠です。辛ければ辛いほど、それを実践している人は、そのダイエットの効果や理論を強く信じる→そうでもしない限り頑張れない→つまり、頑張り過ぎているということになります。
□常に誰かと競い、敗北感を感じている
例)「私は○○さんより太っている」「雑誌の中のモデルはこんな体型じゃない!」と思ってしまい、満足できない。
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他の誰かと比べていつも敗北感を感じていたり、ありえない美の基準に振り回されて完璧を求めているのは、心に余裕がない=頑張り過ぎている証拠です。
□食べることをモチベーションにしている
例)「1ヶ月で3kg痩せることができたら、ケーキバイキングに行って思いっきり食べてやる!」等が目標になっている。
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辛い食事制限で挫折し、痩せる前に食欲が暴走して失敗しがちな例です。本来、頑張らなくても食べ物に固執せず、食欲がコントロールできる精神状態や生活習慣が身に着いた時にこそ成功するのが、無理なく続けられるダイエットです。
本気で痩せたいなら、無理なダイエットは止めよう!
■短期間で効果を求めない!例え痩せても、短期間で急激に体重を落とすと、心と体に負担をかけてしまい、無理が続かなくなった途端にリバウンドしたり、体調を崩す可能性があります。
■今できないことはやらない!
現時点での自分の能力を超えたことはできません。特に運動面では、無理に追い込んでしまうとケガの原因にもなります。小さなことの積み重ねで体力がつき、できるようになっていくので、自分のペースでできることから始めましょう。
■24時間ダイエットのことを考えない!
「睡眠時間、朝食のメニュー、午前中に運動、ダイエットに適した昼食、夕食は軽めに、入浴でたっぷり汗を流してデトックス……」等と24時間のダイエットスケジュールにがんじがらめにならず、時には休み日を作ってもOK。自分の体調と向き合いながらメリハリをつけることも大切です。
頑張らないダイエットとは? ゆるダイエットを効果的に取り入れて
運動のし過ぎも要注意!できることから始めよう
■姿勢
体の歪みを直し、正しい姿勢を意識するだけで、基礎代謝がアップして痩せやすい体になります。気が付いた時に、壁を背に両脚をそろえて立ち、後頭部、両肩、お尻、かかとを壁につけたまま、ゆっくりと呼吸を繰り返すと、正しい姿勢の「壁トレ」が実践できます。正しい姿勢は、ダイエット効果以外にも、ストレス発散や肩こり防止にも◎です。
<参考記事>
・呼吸の記事
・壁トレの記事
■歩く
歩き方次第で自然に痩せやすい体を作ることができます。特に、朝の速足ウォーキングは、その日1日の体脂肪を燃えやすくする効果が期待できるので、朝の通勤タイムに意識してみましょう。また、速足は大きな筋肉を動かすため熱が多く生み出され、体が温まり血液とリンパの巡りを良くし、足のむくみ解消にも役立ちます。
<参考記事>
・ウォーキングの記事
■食べる時間
夕飯はなるべく20時までに済ませるようにしましょう。21時に少な目のご飯を食べるよりも、19時にしっかり食べる方がダイエットには効果的といえます。仕事中なら、できれば休憩を取って早めの夕飯を摂るようにし、外食の場合も早めに時間設定をすると良いでしょう。その他、おやつを甘酒に置き換えて腸内環境を整えたり、冷やご飯を味方に付ける等も、ゆるダイエットに効果的です。
<参考記事>
・甘酒記事
・冷やご飯記事
頑張らないダイエットの目安や効果とは?
頑張らないダイエットはどれくらいの期間でどれくらい効果が出るのか、どれくらい体重が落ちるのかと焦ったり、疑問に思ったりする方もいるかもしれません。「痩せてきれいになりたい」「ファッションを楽しみたい」という願望は決して悪いことではなく、そういった意識を消すこと自体が不可能だと思いますが、まずは間違ったダイエットの考え方や美容基準は改める必要があると思います。「自分の体を受け入れ、いたわる」という意識のもと、食事も運動も「食べない!」「我慢する!」といったネガティブな考えではなく、「快適な自分でいるために、今何を食べるべきか?」「気持よく動ける体になろう!」というように、ポジティブな方向に持っていくことが大切だと思います。これについては、記事「運動のし過ぎも要注意!できることから始めよう」をご覧ください。
ガイドの私も、時にはバカらしく思えるほどの些細なことをいくつか実践したり、ときにはお休みをしたりして、ゆる~いダイエットを習慣にして、体型キープに努めているひとりです。
頑張り過ぎないリラックスした状態のほうが高いパフォーマンスが発揮できるように、ダイエットも頑張らないほうが、良い結果に結びつくかもしれません。
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