世界三大料理の筆頭、フランス料理
多彩な味覚を楽しめるパリのレストラン。伝統的なフランス料理ではエスカルゴもおなじみの食材 (C)Paris Tourist Office - Photographe : Amélie Dupont |
パリには手頃な値段で楽しめるビストロも多い (C)Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc |
フランス人といえども毎日フルコースを食べているわけではありません。食堂感覚で使える気軽なビストロもたくさんあります。近ごろパリで流行っている「ビストロノミー」とは、美食を意味する「ガストロノミー」とビストロを掛けた造語で、料理にこだわるワンランク上のビストロのこと。手頃な値段で本格的な味覚を楽しめるとあって、味にうるさいパリジャンやパリジェンヌからも絶大な支持を集めています。
地方には伝統的なメニューも多く、南仏プロヴァンス地方の港町、マルセイユの名物は新鮮な魚介類をふんだんに使ったスープ「ブイヤベース」。海の幸に恵まれたこの地方ではオリーブオイルやニンニク、トマトがよく使われます。また、ワインの産地であるブルゴーニュでは肉を赤ワインで煮込んだ料理が多く、エスカルゴの産地としても知られています。