おなじみイギリス、フランス、ドイツ料理

フランスやイタリアなど日本でも人気の高い各国料理がひしめく西ヨーロッパ。世界のグルメシーンをけん引するシェフも多く輩出しており、レベルの高い食が楽しめるのが魅力です。

伝統と洗練がほどよく同居、イギリス料理

フィッシュ&チップス
伝統的なフィッシュ&チップス (C)www.britainonview.com
パブ
イギリス人の生活に欠かせないパブは、その数なんと6万軒。90年代からは「ガストロパブ」と呼ばれる食にこだわるパブも登場している (C)britainonview/ Simon Winnall
一昔前まであまり評判のよくなかったイギリス料理ですが、それも今は昔。最近では3つ星シェフのゴードン・ラムゼイ氏など世界に名だたるシェフの活躍も目立ち、レストランシーンは盛り上がりを見せています。

伝統的なグルメといえば「フィッシュ アンド チップス」もハズせません。タラなどの白身魚を揚げたものをフライドポテトと一緒に食べる軽食です。また、ジューシーで柔らかな「ローストビーフ」の付け合わせにはシュー皮のような食感の「ヨークシャー・プディング」が定番。優雅なムード漂うアフタヌーンティーは、もともと19世紀に7代目ベッドフォード公爵夫人が午後の空腹を満たす目的で始めた習慣。三段のプレートスタンドに並べられたサンドイッチやスコーンは見た目にもかわいらしく、ボリュームも満点です。

首都ロンドンでは世界70ヵ国以上もの料理が楽しめますが、なかでも人気は旧植民地のインド料理。「チキン・ティカ・マサラ」と呼ばれるイギリス生まれのカレーもあります。

ジャガイモの素朴な味わい、アイルランド料理

「フィッシュ&チップス」などイギリスの料理とも共通点が多いアイルランド。酪農と畜産がさかんで、チーズやベーコン、ラムなどが名物。ジャガイモの料理が多いのも特徴です。

日本の味噌汁的存在なのが「アイリッシュ・シチュー」と呼ばれるラム、ジャガイモ、タマネギなどを煮込んだ料理。地域や家庭によって味付けも大きく違います。付け合わせは「ブラウンブレッド」と呼ばれる素朴なパン。全粒粉とバターミルクを使い、重層でふくらませたもので、ソーダブレッドと呼ばれることもあります。