マレー・中国・インドの食が集結、マレーシア料理
スチーム・ボート。チリソースやニンニク醤油のタレが食欲を誘う(c)ASEAN-Japan Centre
マレーシアのパン的存在、インド料理のロティ・チャナイ(c)ASEAN-Japan Centre
マレー料理の特徴は、ココナッツや唐辛子、レモングラスなどを多用したスパイシーな風味。食卓にはサンバルと呼ばれる唐辛子を使った辛いソースも欠かせません。サテ(串焼き)につけたり、料理につけたり、その用途は多彩。ちなみに国教のイスラム教はお酒と豚肉を禁止しているので、サテには鶏、牛、マトンなどが使われます。
インド料理で人気がある「ロティ」は、小麦粉の生地をうすくのばして焼いたもので、カレーソースをつけて食べます。ほかには肉や魚、野菜を鶏スープなどで食べる中華風のよせ鍋「スチーム・ボート」もマレーシアらしいひと品。また、サテをはじめ、ナシゴレン(マレー風チャーハン)やミーゴレン(マレー風焼き飯)などインドネシアと共通する料理も少なくありません。