お嬢様に見える・育ちが良いと思われる服装のポイント
育ちが良さそうに見える服装とは?
人と会った時に一番に目に入るのが服装。同じ人でもファッションによってまるで正反対の性格に見えてしまうという実験結果も。
キャビンアテンダント時代は制服があるにもかかわらず、通勤時の服装が規定で決まっていたほど、服装はその人や職業への印象を大きく左右するものなのです。
今回は老若男女問わず好感度の高い、育ちが良く見えるお嬢様ファッションを分析。育ちを良く見せる服装の心得をはじめ、アイテム、色選びのポイントや注意点などをご紹介いたします。
<目次>
「品のある服装」は定番のアイテムを選ぶ余裕で生まれる
定番アイテムに育ちの良さが見え隠れ
「育ちを良く見せる服装」最大のポイントは人に不快感を与えないこと。新人キャビンアテンダント時代、制服の着こなしやメイクについてのレッスンで、「おしゃれは自分のため、身だしなみは人のため」と習いました。そのため、制服も髪型もメイクも「自分がきれいに見えるか」よりも「お客様が見て気持ち良い清潔感と明るさ」が大事。少なくとも不快感を感じさせないことが絶対ルールでした。
自分をきれいに見せることよりも、相手の気持ちを優先して選ぶと、おのずと品のあるファッションに近づきます。選ぶアイテムもトレンドのものよりシンプルなワンピースやアンサンブルに膝丈スカートといったような定番のアイテムが重宝します。
「おしゃれ」と印象に残るということは、その分「奇抜だな」「流行を追っている」などマイナスのイメージを持つ人もいるということ。「おしゃれに思われたい」とか「印象に残りたい」という欲がなく、控えめでシンプルなアイテムを選べる余裕から、品が感じられるのです。
派手色、大柄の服装はNG。色物はパステルカラーでさりげなく
デザイン同様、色もシンプルがベスト。白、黒、グレー、ネイビー、ベージュあたりが王道です。色物を取り入れたい時は原色ではなくパステルカラーにすると嫌味のない印象になります。柄物は大柄だと主張が強くなってしまうので、小さい繊細な柄にしましょう。また、アクセサリ―も同様で大きくて主張の強いものより、華奢で繊細なものを。肌馴染の良いものを、1つか2つ少な目にするのがおすすめです。
いつでも上品でいるために、360度服装チェック
お嬢様ファッションはシンプルイズベスト!
同世代間では全く違和感がなくても、年輩の方や異性から見ると露出が多く品がないと思われてしまうケースもよくあるので要注意。
スカートは素材やデザインによって、立っている時はちょうど良い長さでも、座ると短くなってしまうことはよくあります。買う時には立ち姿だけではなく、座った姿勢でもチェックしてみましょう。座る時に膝にハンカチやストールを置くと安心です。
ワンピースは手を挙げた時に裾が短くなってしまうので、反対の手をウエストあたりに添えながら挙げると見た目にも上品で良いでしょう。ノースリーブを着る時にはカーディガンやストールを肩からかけるなどの配慮も必要です。
また、かがんだ時に胸元が見えてしまわないか、下着のラインが響いていないか、脇から下着が見えていないかなど、いつ、どの角度から見られても不快感を与えないように動きながらもしっかりチェック。自信を持って堂々と振る舞うことができます。
お嬢様ファッションで自分を磨く
人に不快感を与えないように徹底的に注意を払い、華美に着飾るよりも控えめで上品なアイテムを選ぶ。これこそが育ちが良く見えるお嬢様ファッションの神髄ではないでしょうか。そしてこれは「着飾らなくても大丈夫」という素の自分に自信と余裕があるからこそできること。また、逆に洋服で取り繕えないからこそ、肌のお手入れや体型維持、髪や爪のメンテナンスに気を遣うようになるのかもしれません。
もちろん自分のためにおしゃれを楽しむのも良いことですが、今日は人前に出る、老若男女集まる場所へ行くという時は「育ちが良く見える服装」を試してみてはいかがでしょうか。
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