デリケートゾーンケアはパリジェンヌの身だしなみ!
デリケートゾーンケアはフランス女性では当たり前
<目次>
アンダーヘアの処理は当たり前!「チケ・メトロ」って何?
デリケートゾーンのケア
特に不可欠なのはデリケートゾーンのIラインとOライン。フランスでは医療機関でレーザー脱毛する人はまだまだ少ないですが、エステサロンで定期的にワックス脱毛を受けたり、ワックスや専用シェーバーでセルフ処理をして、常にヘアのない状態をキープしています。
Vラインは下着からはみ出る部分を処理するクラシックタイプの他、小さな三角形のブラジリアンや、ハイジニーナのアンテグレなど、好みの形に揃えます。中でもフランスならではの呼び方の、チケ・メトロ(地下鉄の切符という意味)という小さな長方形タイプが大人気です。
デリケートゾーンも専用ソープできちんと洗って清潔を保つ
デリケートゾーンも毎日きちんと洗って清潔を保ちます
かゆみやムレ、臭いを防ぐために、毎日きちんと洗うことは大切なことです。フランス人は、髪にはシャンプー、ボディにはボディソープ、デリケートゾーンはデリケートゾーン専用ソープと使い分けるのが普通です。
そもそも、どうしてデリケートゾーンには専用の洗浄剤を使用するのでしょうか? デリケートゾーンは皮膚と粘膜の境目で、粘膜でおおわれた外陰部は体の皮膚表面のように角質化しておらず、とても刺激に敏感な部分です。
またデリケートゾーンのpHは弱酸性なので、一般的なアルカリ性のボディーソープで洗うと、刺激が強すぎて、乾燥やかゆみなどが出たり、肌が本来が持つ潤いが流れてかえって雑菌などが繁殖しやすくなる原因になってしまいます。
このような理由から、デリケートゾーンのPH値に合わせた洗浄剤を使う必要があるのです。
種類&症状別に揃うsaforelle等デリケートゾーン専用ソープ
フランスでは、スーパーや薬局でデリケートゾーン専用の洗浄剤が容易に手に入ります。スーパーで手に入るニベア(NIVEA)やインティマ(Intima)、薬局で手に入るサフォレル(Saforelle)とロジェ・カヴァイエス(Rogé Cavaillès)などが有名ですが、最近は日本でも手に入るようになってきました。
固形石鹸、ジェル、ミルクタイプがあり、さらにノーマル、敏感、乾燥、しみたりヒリヒリしたりするなど、症状別に分かれています。
デリケートゾーンを洗うときは、洗浄剤を泡立てて、指の腹で、丁寧に優しく洗っていきます。決してゴシゴシとこすったり、爪で傷つけたりしないよう注意しましょう。細かい部分まで洗い残しがないよう隅々まで洗ったら、お湯で洗い流します。膣の中は洗いすぎると雑菌が繁殖しやすくなることがあるので、洗う必要はありません。
子どもだってデリケートゾーンケア習慣あり!
4歳から使える、子ども用デリケートゾーン洗浄剤
子どものときから、デリケートゾーンをきちんとケアする習慣を身につけるのは、性を尊重するフランスらしい考えですね!
洗浄シートで、いつでもどこでも臭いや汚れをさっとひと拭き
泡立てて洗い流すタイプ同様、愛用されているのが拭き取りシートです。フランス人は朝にシャワーをする習慣があるため夜は入浴しない人が多いので、夜就寝前に使用します。さらに、生理中はもちろん、外出先で臭いやムレが気になるときや、スポーツの後、婦人科のドクターの診察前にさっと拭き取ることができると、バックに入れて携帯する女性も多いです。
ベッドイン前に使えば、ムードを崩さず臭いケアできる
ベットインの前に、気になる臭いや汚れを拭き取ります
18歳から25歳の250人の女性を対象に行ったある調査によると、29%の女性がセックスの前にシャワーを浴び、40%の女性がセックスの後にシャワーを浴びると答えています。
とはいえ、突然の誘惑に溺れるとき、シャワーを浴びに行って雰囲気を中断したり、体臭やフェロモンまで洗い流してしまいたくないという、恋愛至上主義のフランス人らしい回答も多々あり、そんな場合にも洗浄シートがあるとトイレで気になる臭いや汚れだけを拭き取れるので、ムードを壊さず愉しむことができますね。
いかがでしたか?今まで気にしていなかった方も、デリケートゾーンのケアを毎日の習慣にして快適に過ごしてみてはいかがでしょうか?
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