決定版! 貰って嬉しいメキシコのお土産
ハンドクラフトの宝庫であり、テキーラの産地でもあるメキシコは、お土産にしたいもののバリエーションが豊富。芸術品クラスの民芸品からチープでポップな雑貨まで、ユニークな品々がたくさんあります! この記事では、メキシコらしさがあり、かつ気軽に購入できるお土産をセレクトしました。インデックス
メキシコのお土産1:メキシコの民芸品
メキシコのお土産2:メキシコのポップ雑貨
メキシコのお土産3:メキシコの食品
メキシコの民芸品
メキシコ文化と伝統の象徴といえるのが、素晴らしい民芸品の数々。テキスタイル、刺繍、陶芸、木製品、人形、ガラス、カゴ、ろうそく、仮面、金・銀製品、ビーズ細工、紙すき……など数えきれない種類の民芸品があり、地域によって手法だって異なります。手仕事により作られた作品は、世の中に一点しかないもの。そんなとっておきの逸品との出会いもメキシコ旅行の楽しみのひとつと言えます。以下に挙げるアイテムには特産地を記しましたが、メキシコシティなど主要都市の民芸品市場やショップでも購入できます。
民芸品の宝庫、オアハカの情報を案内しています>>>オアハカのお土産・ショッピング
民芸品1 細かい仕事に感動!刺繍、テキスタイル製品
オアハカ州の刺繍ブラウス(C)Yoko Sakurai さる屋, saruyaoax.com
価格が安いもので200メキシコペソ代からありますが、手が込んだ刺繍が入っているものは5000メキシコペソ以上することも。気軽に購入できるものでは、刺繍入りのキッチンクロス、バッグやポーチなどもおすすめ。
エルメスがスカーフのモチーフにして話題になった可愛い刺繍や、その刺繍グッズが買える場所を紹介しています>>>エルメスが認めた、メキシコ・テナンゴの刺繍
民芸品 2 インテリアを彩るオーナメント
オアハカ州の中央部やサンミゲル・デ・アジェンデ(グアナファト州)が特産の素朴なブリキや、木のオーナメントは、軽くて割れにくいので、お土産にぴったり。ハートのブリキの壁掛けや(40メキシコペソ~)や、カラフルにペイントされた木のクロスなど、インテリアに生かせる、甘過ぎないキュートなグッズが揃っています。民芸品3 脱力系ぬいぐるみ、アニマリート
メキシコのゆるキャラぬいぐるみ、アニマリート
民芸品4 芸術的な工芸品
アレブリヘスの巨匠夫妻が運営するハコボ・イ・マリア工房の作品 (C)Yoko Sakurai さる屋, saruyaoax.com
また、ハリスコ州やナジャリ州を拠点とする先住民、ウイチョール族のビーズ細工の置物もおすすめ。鮮やかな色使いにより、幻覚サボテン、ペヨーテや自然をモチーフにした独特な模様などを細かい仕事で再現し、実に芸術的です。こちらも、300メキシコペソぐらいからありますが、名人級の職人の作品は数千メキシコペソします。
民芸品5 個性豊かな陶芸製品
メキシコ各地には、さまざまな陶芸のスタイルがありますが、スペインの影響を受けているグアナファト州のセルビン焼き、ハリスコ州のトナラ焼き、プエブラ州のタラベラ焼きなどが知られています。素朴で色鮮やかな手作りタイルも、壁に飾ったり、コースターのように使ったりするとインテリアのポイントになって素敵。真っ黒な泥を着色せずに焼く、オアハカのバロネグロも、メキシコを代表する陶芸製品として人気があります。
民芸品6 マゲイ(リュウゼツラン)の繊維製品
(左)マゲイのバッグ(右)マゲイの浴用スポンジ
チアパス州の市場や商店で販売されているマゲイを編んだネットバッグ(300メキシコペソ~)は、元来は地元の農民たちが、豆や穀物を運搬するための袋。荷物が少ないときはコンパクトに、荷物を入れたら大きくなり、伸縮自在なので、買い物バッグとして便利です。シンプルなヌメ革の持ち手と素朴なネットのコンビネーションがオシャレで、日本のファッション業界も注目したアイテム。
手頃な価格で買うにはチアパス州で購入するのがいいですが、メキシコシティの国営民芸品ショップFONARTや、民芸品博物館MAPのショップでも取り扱いがあります。
また、イギリスの化粧品メーカー、ボディショップ経由で世界発売された、イダルゴ州産のマゲイの繊維を使った浴用スポンジ(30メキシコペソ~)も、かくれたメキシコの定番雑貨。天然素材なので、肌に触れても安心です。ナチュラル製品ショップで購入可能。
民芸品 7 男前ファッションアイテム
グアジャベラとソンブレロで決めるミュージシャンたち
ユカタン半島のメリダ特産ですが、民芸品市場だけでなく、デパートやブティックでも販売されており、比較的どこでも手に入るもの。素材も木綿からシルクまであり、値段も500~5000メキシコペソ以上まで幅広くあります。最近は日本のセレクトショップでも販売されているようですが、現地で購入したほうが断然お得です。
また、ソンブレロ(つばのある帽子)も帽子文化があるメキシコらしい男のたしなみグッズ。といっても、マリアッチ楽団が被るような、つばの広い派手なものだけがソンブレロではありません。素材もウールからストローなどの天然繊維と様々。北の地方では、カーボーイハットに代表されるようなウールの帽子が一般的ですが、南ではパナマ帽のような軽い素材のものをよく見かけます(300~1000メキシコペソ以上)。日本でも人気のパナマ帽ですが、パナマが原産というわけではなく、メキシコのユカタン半島で作られているものが多いんですよ。
メキシコのポップ雑貨
民芸品だけがメキシコらしい雑貨ではありません。お土産としては、メキシコのキッチュ雑貨もはずせないアイテム。ガイコツや、信仰のためのグッズまでもが、どこか肩の力が抜けたポップな印象があるのは、この国の人々が持つ楽観主義的な感覚からでしょうか?ポップ雑貨1 陽気なガイコツグッズ
死者の日(お盆)を盛大に祝うメキシコでは、ガイコツは重要なアイコン。怖いイメージはまったくなく、陽気なガイコツグッズがたくさん販売されています。メキシコではポピュラーなアイテムなので、各地で見つける事が出来ますよ。民芸品市場でよく見かけるのはガイコツ人形がガラスの箱にデコレーションされたもの(45メキシコペソ~)ですが、手軽に持ち運べるような、小さなタイプもあります。
メキシコの死者の日について案内しています>>>無形文化遺産! 極彩色のメキシコのお盆「死者の日」
ポップ雑貨2 持ってるだけで楽しいメルカド(市場)バッグ
メキシコでは日本でエコバッグが流行るずっと前から、買い物用のメルカド(市場)バッグが日常的に使われていました。メキシコのおばちゃんたちが市場へ買い物に行くときに持ち歩くものですが、プラスチックで編まれた色鮮やかなカゴ(100メキシコペソ~)は、見た目キュートながら、丈夫に作られています。バッグとして使うだけでなく、小物を整理するのにも便利。食料品、日用雑貨市場や民芸品市場で買えます。ポップ雑貨3 元気になれるルチャリブレグッズ
ユニークなマスクを被ったレスラーたちが闘う、メキシコのプロレス=ルチャリブレは大衆文化の象徴。ルチャリブレ・グッズも、マスク(150メキシコペソ~)はもちろん、Tシャツ(150メキシコペソ~)、フィギュア(20メキシコペソ~)など様々な種類があります。近頃は民芸品市場や露店で売られていて、メキシコ全土で購入できるようなアイテムですが、ルチャリブレの行われる日の会場周辺の屋台では、特にバラエティ豊かなグッズの数々が並びます。ポップ雑貨4 派手な宗教グッズ
国民の8割以上がカトリック教徒の国、メキシコではたくさんの宗教関連のグッズがありますが、ラテンらしい派手な色使いや個性的なデザインが、とってもエキゾチック。とくに人気があるのは褐色のマリア、グアダルーペをモチーフにしたもの。宗教は人々の日常に根付いているものなので、メキシコ全域でこのようなグッズを見つける事ができます。教会のなかに併設されたショップや、教会の周囲に出ている露店などで購入可能。エスカプラリオ(首から下げる布製のお守り)は5メキシコペソくらいからあります。
ポップ雑貨5 飾りつけに可愛いパペルピカド
メキシコの死者の日(10月31日~11月2日)や、独立記念日(9月15日)などの祭事で飾られる切り紙の旗=パペルピカドは、軽いので気軽に持ち帰れるアイテム。天井に飾るだけで、パーティを華やかに演出してくれます。見た目は中国の切り絵に似ていますが、まったく異なる製法で作られており、一枚一枚をハサミで切っていくのではなく、50枚ほど重ねたシフォン紙に、たがね、のみ、ハンマーを使って、抜き切りながら柄を作りあげていきます。
手のひらサイズの小さなものから、50センチ以上の大作まで、さまざまな大きさのパペルピカドがあります。
価格は30メキシコペソ~。死者の日前の10月や独立記念日の期間には路上やスーパー、日用雑貨市場でも販売されていますが、メキシコシティの民芸品市場シウダデラでは、シーズンオフでも購入できます。
ポップ雑貨6 丈夫なオイルクロスのポーチ
ちょっとレトロなデザインがいい、オイルクロスのポーチ
メキシコの食品
オアハカ産のメスカル。現地ではテキーラよりもメスカルが大人気
食品1 リュウゼツランの酒、テキーラとメスカル
メキシコの定番土産といえば蒸留酒テキーラ! 中でもおすすめしたいのがテキーラやメスカル(テキーラとは異なる種類の竜舌蘭で作られた蒸留酒)のミニボトルです。約50mlのミニチュアサイズだと見た目にも可愛いし、値段も50~100メキシコペソぐらいとお手頃価格。空港の免税店や民芸品市場でも売られていますが、一般的な酒屋のほうが種類も豊富で価格も安いです。詳細記事はこちら>>>テキーラ、メスカル
食品2 スパイシーなサルサ
スーパーでも買えるルセロのチポトレは深い味で絶品
料理のアクセントになるサルサ(ソース)などのスパイシー食材もメキシコらしいお土産。激辛のチレ(とうがらし)ハバネロ入りのホットソース(30メキシコペソ~)や、緑のトマトを使ったサルサ・ベルデ、チレ・ハラペーニョの燻製加工品である、チポトレなどがおすすめ。
スーパーに行けばたくさんの商品がそろっています。缶入りや紙パック入りが6メキシコペソぐらいから売っています。破損のリスクなく持ち帰るのに便利。
おすすめの市販サルサを紹介しています>>>メキシコの味をおみやげに!絶品サルサ5選
食品3 手頃に買える絶品コーヒー
ベラクルス産のコーヒー
ベラクルス州、オアハカ州、チアパス州の3大産地のほか、ゲレロ州、プエブラ州、イダルゴ州でもコーヒー豆が生産されています。コーヒーはスーパーや大手チェーン店ではなく、カフェで購入するのをおすすめします。こだわりのコーヒーを出すカフェでは、豆も販売してくれるところが多いです。価格は250gが50メキシコペソ~。豆の鮮度を保つために、轢かないままで購入しましょう。
詳細記事はこちら>>>メキシコのコーヒー
食品4 テキーラより受けるかも?日本未入荷のワイン
サント・トーマスのテンプラニージョは低価格でもかなり美味しい
大きなメーカーから小さな手作りワインメーカーまで、多くのワインが生産されていますが、手に入りやすいものでは、日本未発売のSanto Tomas(サント・トーマス)のワインが手頃で確か(250メキシコペソ~)。スーパーや、酒屋で購入できます。
詳細記事はこちら>>>メキシコのワイン
食品5 日本でも実はおなじみ、メキシコの天然塩
メキシコの天然塩の代表メーカー、エコサルの商品(C)ECOSAL, ecosal.mx
300gの袋入りで30メキシコペソ~と価格も手頃。ハーブやスパイスの入った、肉・魚料理の下ごしらえ用の塩もあります。高級スーパーや、オーガニック食品店で購入できます。
食品6 ほっとする古代からの味、チョコラテ
あまり知られていないかもしれませんが、紀元前2000年からカカオが栽培されているメキシコはチョコレート発祥の地。当時から飲まれているといわれる伝統的なチョコレートドリンク=チョコラテは、メキシコ版ココアです。水や牛乳を鍋であたためたところに、チョコラテの固まりを投入し、溶かしたものをいただきます。ヨーロッパスタイルとは異なった趣の、シナモンやナッツがブレンドされたスパイシーな味わい。スーパーにもネスレ社など大手メーカー製チョコラテが50メキシコペソぐらいからたくさん売られています。詳細記事はこちら>>>チョコラテ