秋の3大食材の栄養素を無駄なく食べる方法とは?
秋の3大食材の栄養素を無駄なく摂取する食べ方、調理法、レシピとは?
秋刀魚のおすすめの食べ方
秋刀魚は、刺身、炊き込みご飯、煮物にするのがおすすめです。秋刀魚などの青魚の油には血栓予防・抗アレルギー効果のある「DHA」「EPA」が含まれていますが、焼くとこれらを含む良質な油が落ちてしまいもったいない! 煮物や炊き込みご飯のように、栄養素を逃さず食べられる調理法にし、煮物の場合は、汁まで食べましょう!栄養価の高い青魚の油は残さず調理
きのこのおすすめの食べ方
きのこ類は、炊き込みご飯やパスタにするのがおすすめです。きのこに多く含まれる「食物繊維」は、血糖値の上昇を抑える働きがあり、米や麺類など炭水化物との組み合わせに適しています。食物繊維の最も多いものはエリンギで、舞茸は免疫力向上を期待できます。きのこの食物繊維は炭水化物と相性抜群
栗のおすすめの食べ方
栗は渋皮煮にするのがおすすめです。栗の実自体の栄養価も優れているが、実は多くの人が捨ててしまう栗の皮には「タンニン(ポリフェノールの一部)」が豊富に含まれているのです。タンニンは強い抗酸化力があるほか、美白効果、肌の引き締め効果なども期待できるので、皮ごと調理しましょう。
栗は皮ごと調理して
秋の食材が「秋バテ」に聞く理由は「抗酸化作用」
暑さが落ち着いたにも関わらず、夏の間に感じていた体のだるさや食欲不振が解消しないなど、「秋バテ」の症状に悩まされた経験がある人は全体の半数以上の52.8%にも上ることがわかりました(アンケートサイト「Qzoo」調べ、N=800)。秋バテの原因には、夏の間の食生活の乱れや、気温差の激しい屋内外の行き来による自律神経などの乱れが挙げられます。そこで注目したいのが秋に旬を迎える食材です。秋の食材には「抗酸化作用」が期待できる栄養素を含むものが多いのが特徴です。
「抗酸化作用」とはアンチエイジングをはじめとした美肌効果だけでなく、カラダの内側から老化や糖化を予防し回復させる効果を指しており、夏に受けた紫外線のダメージや、寒暖差によるストレスを回復することも抗酸化作用の一部と言えます。また、秋の食材には免疫力を高める効果が期待できるものも多く、インフルエンザを始めとした流行病への事前対策としても有効と考えられます。
まだまだある!秋食材のおすすめ調理法
【教えてくれたのは……】
All About 食事ダイエットガイド 浅尾 貴子さん
管理栄養士歴21年。食べ物のカロリーや栄養バランスに関するアドバイス、美容や健康のアドバイザーや女性誌やコラムの執筆業として活躍中。「栄養学の基本知識を大切にした上で、ダイエッター個人のライフスタイルにあわせた、より実現可能なアドバイスを行う」が信条。