体を軽くする方法! ストレスに負けないストレッチ
不快に思うことがあると鬱憤がたまると思いますが、そうしたストレスは扱い方次第で健康や美容に好影響を与えてくれます。そこで今回は、ストレスとの付き合い方とその効果を後押ししてくれるストレッチをご紹介します。
では、ストレッチをご紹介する前に、実践する際の注意点です。
・決して無理をせず、伸ばして気持ちのいい範囲で、じっくりと動作しましょう。
・伸ばす時には、息をゆっくりと吐くようにしましょう。
・伸ばした際に鋭い痛みを感じる方向はキープ時間を短めにしましょう。
・伸ばしている部位に意識を向けるように、自分の体に集中しましょう。
<目次>
朝から体を軽くする体幹ストレッチの方法とは?
寝苦しい日の翌朝は、誰でも目覚めが悪く、体が硬く強張りがちです。このストレッチは、体幹(胴体部分)の肩甲骨や股関節などコアをほぐすので、芯から体がほぐれます。
腕は肩関節や鎖骨とも繋がっているので、首から肩のコリ解消にも効果があります。さらにゆっくりと体幹を軸に腕を大きく動かすことで、股関節の可動域も広がり鼠径部などのつまりも解消されるので、関節に溜まりやすい老廃物も流れ、身体が軽くなります。
是非、朝から新鮮な酸素をたっぷり身体に取り入れてみてください。
■やり方:
1. 両手のひら、膝を床につける
左足を斜め左に伸ばし、右つま先は斜め右床につけます。
2. 息を吸いながら左腕をゆっくり伸ばす
左手を天井方向からゆっくりと背中側方向に伸ばします。この時右脚の付け根が曲がり、お尻が後ろに落ちないように注意。両方の鼠径部は前に押し出すイメージでお腹を伸ばしましょう。
3. 息を吐きながら左腕を床に戻す
左手をゆっくりと下ろしながら、右腕の下を通し斜め下方向に。左背中から伸びを感じるように腕を押し出しましょう。
4. 息を吸いながら左腕を後ろに伸ばし、お腹、胸、喉を伸ばす
何回か(3回ほど目安)2~3の動作を繰り返しながら、左指先を後ろの床につけるイメージで腕を押し出し、おへそ辺りから大きく体を開きます。目線も伸ばした指先を見て、胸の辺りから喉なども伸ばしましょう。反対側も同様に動作しましょう。
1日の溜まった疲れや老廃物を流すストレッチ
汗をかくと、水分に限らず体内の栄養素もいっしょに排出され、疲れやすくなります。また蒸し暑い時期は特に腎臓などの泌尿器に負担がかかり、むくみや冷えを生じやすいといわれています。このようなだるい症状は、その日のうちに解消して疲れを溜めないことが大切です。
このストレッチは、足を絡める動作で下半身の血流を流し、ねじる動作で内臓の動きを良くして内側から元気を取り戻します。
■やり方:
1. 仰向けになり、右脚を左脚にのせる
両手を頭の下で組み、右脚を左脚にのせます。
2. 両膝を左方向に傾ける
息を吐きながら両膝を左方向に傾けます。この時、右肘や肩が浮きすぎないように注意しましょう。目線は胸の辺りなどに下ろし、うなじもゆるやかに伸ばします。そのまま10呼吸繰り返しましょう。
3. 両膝を右方向に傾ける
息を吐きながら両膝を右方向に傾けます。そのまま10呼吸繰り返しましょう。
ストレスと上手に付き合う方法
ストレッチも動きながらの瞑想のようなもの。心を落ち着け、身体と向き合う時間を大切に。
そもそもストレスって何でしょうか。嫌なことが起きた時に湧き上がる感情? その感情が身体に影響を起こす見えない悪者?
どちらも正解であり、不正解です。
そもそも脳からみれば、ニューロン(脳の神経細胞)の活動を引き起こすものはなんでもストレスであり、基本的には脳細胞が受けているストレスが、感情に反映されたものなのです。つまり、歩くことも、上司に怒られることも、脳からみれば同じ「ストレス」。
しかし、毒になるか薬になるかは、ストレス時にあなたが取った行動次第。その行動で気持ちが変わるだけでなく、脳の活動も変わってきます。何も対処せずにイライラを募らせれば、体調不良や食べて発散など、「有害」なものになります。
一方、ストレッチやヨガなどゆるやかな動きで体の緊張を解いたり、ジョギングなど気分転換も兼ねた運動で溜まった負のエネルギーを発散させるなど能動的に対処すれば、その状態から上手に脱出できます。さらに、上手に対処できる方法が身に付けば、自信もつくのでちょっとしたストレスに負けないようになります。
ぜひ、前向きな気持ちで自分の身体と向き合い、健やかな毎日を送ってくださいね。
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