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ブルーライトが肌に与える影響…肌老化を防ぐ対策方法5つ

ブルーライトの肌老化への影響について解説します。パソコンやスマホは肌にも悪影響を及ぼす可能性があるようです……最近シワやシミが気になるのは、紫外線ではなくブルーライトのせいかもしれませんよ! ブルーライトの肌への影響と対策方法をご紹介。

佐治 真澄

執筆者:佐治 真澄

スキンケアガイド

<目次>
 

ブルーライトが肌を老化させる?PCやスマホの使いすぎに注意

ブルーライトは肌老化を招くって本当?

パソコンやスマホが肌にも悪影響!?

紫外線が肌に悪いというのは、周知の事実。さらに最近では、人工的な光であるブルーライトも肌のエイジングを加速させることがわかってきました。
「そもそもブルーライトってなに?」いう人も多いのではないでしょうか?
また、パソコンやスマートフォンから発せられているのは知っているけれど、それがどのような影響を及ぼしているのかはわからないという人も多いと思います。
 

ブルーライトの肌への影響……紫外線に次ぐエネルギー量

紫外線に次ぐエネルギー量

紫外線に次ぐエネルギー量

ブルーライトとは、可視光線(電磁波のうち、人の目に見える波長のもの。いわゆる光)のなかでも、紫外線に次ぐ強いエネルギーを持つ波長の短い青色の光のことを言います。

角膜や水晶体で吸収されずに、網膜まで到達するほどのエネルギーを持っているため、目の疲れや痛みといった直接的なダメージを与えます。

ブルーライトは、パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイほか、LED照明にも多く含まれています。いまや、パソコンやスマートフォンは生活必需品。浴びる量や時間も増えていて、紫外線よりも防ぐことが難しい存在と言えます。ちなみに、ブルーライトが多いのは、スマートフォンがダントツ。続いて、ゲーム機、パソコン、液晶テレビとなります。
 

ブルーライトが肌に及ぼす影響とは?

ブルーライトがシミシワの原因に

ブルーライトがシミシワの原因に

また、ブルーライトは、直進する性質を持っているため日焼けやシミの原因となる紫外線B波よりも肌の奥に入り込み、色素沈着を引き起こすことから「第3の紫外線」とも呼ばれています。

その力は、ブルーライトを長時間浴び続けると、肌細胞が変色し、1時間で色素沈着を引き起こすという研究結果が出ているほど……。しかも、ブルーライトで作られたシミは、UVBで作られたシミよりも頑固で肌に残りやすいと言われています。

紫外線であれば、とにかく日光に当たらないようにすることもできますが、ブルーライトは現在、身の回りにあふれています。しかも、昼夜を問わず24時間たえず注がれているので、防ぐのはかなり困難です。
 

ブルーライトが活性酸素にも影響を及ぼす!?

さらに、ブルーライトはシミだけでなく、肌を酸化させて老化を促進させる活性酸素の生成の原因にもなると言われています。なにより、ブルーライトは真皮より奥の深部にまで到達するため、活性酸素の中でも最も強力に細胞を破壊する「一重項酸素」の産生を促すこともわかっています。

一重項酸素は、コラーゲンやエラスチンと言った肌の弾力を保つのに欠かせない肌組織委を破壊するだけでなく、コラーゲンの量そのものも減少させてしまうと言います。ゆえに。シワやたるみなどを引き起こす原因にも……。

それ以外にも、ブルーライトの影響で目が疲れると質の良い睡眠がとれなくなり、肌のツヤにも影響を及ぼします。目を酷使することで脳がストレスを感じ、副腎皮質刺激ホルモンを生成。これが、肌にくすみの原因となってしまうのです。加えて、長時間目を酷使していると、目の周りの筋肉も固くなり、シワができやすくなってしまいます。

最近、肌のシワが気になる人という人は、実はブルーライトの影響を受けているかもしれません。
 

ブルーライトで肌老化や乾燥を防ぐための5つの対策

では、日々の生活の中でブルーライトの影響を軽減するにはどうしたらよいのでしょうか?
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ブルーライトをカットするメガネ
 

肌対策1:ブルーライトをカットするメガネをかける

眼精疲労や、ドライアイ、青グマなどの対策には、ブルーライトカットできる眼鏡を着用するようにしましょう。また、スマートフォンやパソコンにはブルーライトをカットする液晶保護フィルムを貼るのもオススメ。さらに、パソコンであればディスプレイの青色光のみ輝度を下げるなど、設定を変えるだけでブルーライトの量を減らすこともできます。
 

肌対策2:寝る1時間前にはスマホやパソコンの使用をやめる

徐々に照明を落とすと眠りに入りやすい

徐々に照明を落とすと眠りに入りやすい

寝る直前までスマートフォンやパソコンの画面を見ていると、体内時計を狂わせ、睡眠への悪影響を及ぼします。質の良い睡眠は美肌を作る第一歩でもあるので、寝る1時間前までには、使用をやめるようにしましょう。また、室内の照明も就寝時間に合わせて徐々に暗くしていくと眠りに入りやすくなります。
 

肌対策3:抗酸化作用の高いビタミンCなどが配合された化粧品を選ぶ

ブルーライトによって発生する活性酸素を除去するために、抗酸化作用の高いビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10、フラーレンなどが効果的。これらが配合された化粧品でしっかりケアするのも大切です。
 

肌対策4:抗酸化作用やブルーライトの吸収効果がある食べ物を摂る

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緑黄色野菜が効果的

アスタキサンチンを多く含む鮭や、抗酸化作用があり、ブルーライトを吸収してくれる効果があるルテインを含むホウレン草、ブロッコリー、カボチャなどの緑黄色野菜を積極的に摂るようにして、体の中からもブルーライトのダメージをブロックすることが大切です。

特に、抗酸化作用の高い食品で有名なのはビタミンEですが、ビタミンAとビタミンCも一緒に取ることで、より高い抗酸化作用が期待できます。
 

肌対策5:ベースメイクでブルーライトから肌を守る

最近では、ブルーライトをカットするUVケアクリームが続々と登場しています。また、BBクリームやCCクリームなどのベースメイクアイテムにも、ブルーライトから肌を守る効果が期待できるものもあります。外出する予定などがなくても、パソコンやスマートフォンを見るために、これらのアイテムを使用すると、肌へのダメージを軽減できるので上手に活用してみてください。

いかがでしたか?ブルーライトと肌老化の関係について解説しました。パソコンやスマートフォンを利用する際は、注意してみてくださいね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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