外国人の香水の付け方には特徴が?パリジェンヌ直伝大人の使い方とは
フランス女性にとって、香水をつけることは、身だしなみのひとつです
男性は、ふんわりといい香りのする女性が大好きですよね?日本では街や電車の中で、香水の強い香りを匂わせている人に遭遇することがありますが、香水の匂いが強すぎると、人に不快感を与えて、下品に感じられてしまいます。
一方、パリの街を歩いていて、香水の強い香りをさせている人に出会うことはほとんどありません。フランス人は、控えめに香らせるのがとても上手。いつまでも嗅いでいたい……と感じてもらえる香水の使い方ができるのが、大人のエレガンスなのです。
香水は「男性からキスされたい箇所につける」べき?
パリジェンヌは、恋人からキスされたい箇所につけます
一方、うなじや胸、肩、腕、太もも、足首など、ごく少量の香水を分散して、自由につけるのがパリジェンヌ流。これは、前述のココ・シャネルの言葉「香水は、男性にキスされたいと思うあらゆる箇所につけなさい」が、ロマンチックなパリジェンヌにはしっくりくるからでしょう。
何時つければいいの? 香水をつけるタイミング
香水は清潔で乾いた肌につけましょう。パリジェンヌが香水をつけるタイミングは、シャワーを浴びた後です。朝シャワーを浴びて、さらに夜外出する場合は、外出前にもう一度シャワーする習慣があるので、常に洗いたての肌に香水をつけます。その際、お気に入りの香水と同じラインのシャワージェルやボディミルクを一緒に使用するのがオススメ。よりピュアな香りを愉しむことができます。香水は時間が経つにつれて香りが変化していきます。全体のバランスがよく香るのは、肌につけてから30分~2時間後。デートのときは、時間を逆算してつけるようにしましょう。
どうやってつけるの? 正しい香水のつけ方
香水は体から20cmほど話してプッシュします
肌に直接ふりかける場合は、肌から20cmほど離して吹きかけると、香水がミスト状になって均等に肌につくので、ふんわりと香ります。
胸やうなじなど、体の上半身につける場合は、香りがダイレクトに鼻に届くので、量は控えめに。
よくやってしまう間違いが、手首や手のひらでこすり合わせるつけ方。香りの成分が壊れてしまったり、油脂や汗と混じって香りが変化する原因になるので、こすり合わせるのはNG。香りを他の箇所に移したいときは、トントンと軽く叩くようにして、香りを移していきます。
香水美人になるための3つのTPO
■食事のときは、ウエストより下につける食事に行くときは、食事の香りや味を邪魔しないように、香りはほのかに香る程度にとどめるのがマナー。香水は、うなじや耳の後ろなど鼻に近い箇所ではなく、ウエストより下の位置につけるように気をつけましょう。
■昼と夜で香りを変えて、違う女を演出
TPOによって、香りの強さを変える配慮を
昼間は透明感のあるオゾン系やフローラル系で女性らしさを、夜はエキゾチックなオリエンタル系で、セクシーな女性を表現してみてはいかがでしょうか?
或いは、季節に合わせて、香りを変えてもいいですね。春夏は爽やかなフローラルやシトラス系、秋冬は深みと温みのあるバニラやウッディ系の香りなど、その時々の気分やイメージに合わせて、香水を愉しみましょう。
■眠るときも女子度アップ!良い香りに包まれて眠るパリジェンヌ
多くのパリジェンヌは、睡眠中もごく少量の香水をつけて、お気に入りの香りの中でリラックスして眠ります。また恋人と一緒に眠るときも、いい香りは、ロマンチックなムードを作るのにぴったり。その場合は、彼の睡眠を妨げないように、太ももの内側や腰にワンプッシュつける程度にとどめて。
靴にもシュッとひと吹きで、いつでもフレッシュな足元
パリジェンヌのように、足元まで香りに気を配りましょう
フランス人は、そんなとき香水を靴の中にシュッとひと吹き。気になる匂いが払拭されて、いい香りに変わります。皮の臭いには、フローラル系よりスパイシーな香りが合うそうです。靴を長時間履いているフランスならではの活用法ですね。
ナチュラル志向のパリジェンヌに人気の「オーガニック香水」
今フランスで愛好者が増えているのが、自然素材を使い、蒸気による蒸留などの自然な製法で作られたオーガニックの香水です。原料の選択肢が約3000もある合成の香水に対して、オーガニックの香水は約130しかないため、よりピュアでナチュラルな香りと、ふんわりと上品に香るのが特徴です。従来の合成の香水にアレルギー反応を示す人や、安全な自然素材のものを好むパリジェンヌの間で注目されています。
いかがでしたか?フランス女性のように、自分のイメージにあう香水を見つけて、香りの身だしなみを習慣にしましょう。