フランス人はなぜ太らないのか? 高カロリーの料理でも太らない理由
フランス人はなんで太らない?
実は、食生活と生活習慣にそのワケがあるのです。
<目次>
フランス人が太らない理由・食生活の4つのポイント!
1. 三食きっちり食べる食べることををとても大切にするフランス人は、絶対に食事を抜きません。
朝・昼・晩ときっちり食事を摂り、最後にフルーツやデザートを食べます。
そうすることで、空腹になることがなく、間食につい甘いお菓子やスナック菓子をつまんでしまう、ということも無くなります。
2. 時間をかけて食べる
フランスの朝食はクロワッサンとカフェのように非常にシンプルですが、昼や夜は時間をかけて食事を楽しみます。ランチは1時間半~2時間、ディナーはさらに家族や友人とおしゃべりしながら2時間以上かけてゆっくり食べるのが一般的。時間をかけて食べることで、満腹中枢を刺激されて、食べ過ぎを防ぐことができるのです。
3. 新鮮な食材を、必要な量だけ食べる
パリのマルシェ
栄養豊富で良質の食事は満足感が得られやすく、また買いだめしないので、無駄に食べすぎるということもありません。
4. メリハリのある食事
フランス料理はバターやオイルをたっぷり使った、カロリーの高いものが多いので、パリジェンヌたちはこまめに献立をアレンジします。
例えば、週末などたっぷりと食事をした翌日は、野菜スープにチーズ、デザートはヨーグルトと軽い食事にするなど、上手にメリハリをつけています。
フランス人の生活習慣、3つのコツ!
1. 全身を鏡でボディチェック全身鏡でボディチェック
パリの家や大抵のアパルトマンの玄関には、全身を写すことのできる大きな鏡があり、パリジェンヌたちは、常に厳しくボディチェックをして、ボディラインの変化を見逃さないようにしています。
2. たくさん歩く
パリジェンヌはよく歩きます。地下鉄の1~2駅位なら歩きますし、犬を連れて散歩している姿をしばしば見かけます。ペタペタと足を引きずるように歩いているパリジェンヌは皆無。姿勢よく、すっすと足を前に出して歩くことは、自然にウォーキング運動になります。
また、パリのアパルトマンはエレベーターがない建物も多いので、階段の昇り降りも適度な運動になっているのです。
3. 自転車に乗る
パリジェンヌはよく歩いたり自転車に乗ります
街中のいたるところにパーキングがあり、どこからでも借りられ、どこへ返してもよいことになって、メトロやバスに乗るよりもすいすいと移動できると人気です。
クリスマス太りに悩めるフランス人たち!
フランス人はチョコレートが大好き!
クリスマスから大晦日にかけて、パーティーや豪華ディナーが続くフランス。フォアグラ、シャポンと呼ばれる去勢した雄鶏、バタークリームたっぷりのケーキなど、シャンパンやワインを飲みながら、カロリーの高い食事をたっぷりと食べます。
さらにこの時期は、チョコレートやコンフィズリーと呼ばれる砂糖菓子を贈り合う習慣があり、甘いお菓子に目がないフランス人にとって、ついつい食べ過ぎて太ってしまうことは避けられないこと。
どうやって痩せるか、パリジェンヌたちの会話はダイエットの話題でもちきりに。雑誌やTVでも「太りたくなかったら、今すぐに家にあるチョコレートの箱を、友人や隣人にあげましょう!」とダイエットの話題をこぞって取り上げます。
パリジェンヌの間で人気に火がついたコンニャクダイエット!
食事量を極端に減らしたり、単品だけ食べ続けるなどの無理なダイエットは、食事を大切にするフランスではタブー。そんなパリジェンヌたちの間で注目されているのが、日本の「コンニャク」。和食ブームに伴い、低カロリーの健康食品として、フランスでも浸透しつつあります。
シラタキ、ゴハン、キシメンと、日本の名称そのままで、バラエティに富んだコンニャクが販売されています。
コンニャクがダイエットに適しているワケ
食べて痩せたいパリジェンヌたちにとって、低カロリーでたくさん食べても太らないのが最大の魅力ですが、他にも多くの優れた点があります。- 成分の90%以上が水分で100g=5Kcalと低カロリー。
- グルコナンマンという食物繊維が多く含まれており、便秘を解消する。
- 食事前に水を飲みながら食べると胃の中で膨張し、食べ過ぎを防ぐ。
- 他の食材と組み合わせることで、カロリーを増やさずに、かさを増やすことができる。
- 歯ごたえと食べごたえがあるので、咀嚼回数が増えて、脳の満腹中枢が刺激されて、満腹感を得やすい。
- 米や麺類の代替品として使いやすく、無味無臭のこんにゃくは味付け次第で、バラエティ豊かな食材になる。
続いて、コンニャクを使ったフランス風レシピを紹介します。
ミントが爽やかなサラダ ”コンニャクのタブレ”
タブレとはクスクスを使った冷たいサラダのこと。クスクスの代わりにコンニャクを使います。材料
コンニャク米 200g
赤パプリカ、黄色パプリカ、緑パプリカ 各1/4個
トマト 1個
キュウリ 1本
ミントの葉 3~5枚
パセリのみじん切り 大さじ1~2 杯
オリーブオイル 大さじ1杯
レモン 1/2個
塩、こしょう
作り方
1. コンニャク米を水で洗い、沸騰した湯の中で2~3分茹でる。湯を切って冷ます。
2. パプリカ、トマト、キュウリをそれぞれ小さいダイスに切り、ミントの葉も細かく刻む。レモンは絞る。
3. 2の野菜、パセリのみじん切り、コンニャク米、オリーブオイル、レモン汁を混ぜ合わせて、塩、こしょうで味を整える。
こってり濃厚な ”サーモンのコンニャクフェットゥチーネ”
ボリュームがあり満足感の高いパスタ料理。平べったいフェットゥチーネコンニャクや、きしめんコンニャクがオススメです。材料(1人分)
コンニャクパスタ麺 200g
スモークサーモン 100g
クリームチーズ(ライトタイプ)60g
牛乳大さじ 2杯
オリーブオイル 大さじ1
レモン汁 小さじ1
シブレット(チャイブ)適量
塩、こしょう
作り方
1. 弱火にかけたフライパンに、クリームチーズ、小さく切ったスモークサーモン、オリーブオイル、レモン汁、みじん切りにしたシブレットを入れて温める。
2. 牛乳、塩、こしょうを適量加え、ソースにとろみがつくまでかき混ぜる。
3. 沸騰した湯にコンニャクパスタを入れ、2~3分茹でる。
4. 湯を切り、ソースとコンニャクパスタを和える。
やわらかデザート”ココナッツミルクとマンゴーのリ・オ・レ”
フランスでポピュラーな、お米のデザートです。お米の代わりにコンニャク米を使います。材料(容器4個分)
コンニャク米 200g
ココナッツミルク 大さじ1
砂糖 30g
コーンスターチ 小さじ3
カルダモンパウダー 少々
ココナッツプードル 大さじ1
完熟マンゴー 1個
ライム 1個
作り方
1. 沸騰した湯にコンニャク米を入れ、すぐに湯を切る。再度沸騰した湯に入れて、2~3分茹でてから湯を切り、冷ます。
2. ボールに砂糖、コーンスターチを入れてよく混ぜる。
3. 鍋にココナッツミルク、砂糖、カルダモンパウダー、ココナッツパウダー、2の砂糖とコーンスターチを混ぜ合わせる。
4. コンニャク米を加えて、弱火でかき混ぜながら10分煮る。とろみがついたら、器に流し、冷蔵庫でよく冷やす。
5. マンゴーを小さな四角形に切る。
6. よく冷えたリ・オ・レの上にマンゴーをのせる。
7. ごく細く切ったライムの皮を飾る。
いかがでしたか?パリジェンヌをお手本にして、食べても太らない理想のボディを手に入れましょう!
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