アロマテラピー

洗わずキレイ! 帽子・ニット用アロマフレグランス(2ページ目)

頻繁には洗えないニットや帽子類。室内外の温度差でムレを感じるアイテムなので、いつもフレッシュにしておきたいもの。市販のものもいいけれど、自分の好きな香りを楽しめる「衣類用アロマフレグランス」を作ってみませんか。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

衣類用手づくりアロマフレグランスのアロマの分量

手作りアロマフレグランス

手作りなので好きな香りを使えるのがうれしい

香料を溶かした割合のことを賦香率(ふこうりつ)といいます。市販の香水でオーデ・コロンやオード・トワレといった分類はこの賦香率の違いです。賦香率が変われば香りの持続時間などが変わってきます。

私が頻繁に使っているもので適度だと思うものは約10~15%濃度のものです。お好みで調整してください。またエッセンシャルオイル(精油/アロマオイル)の種類によって香り方や香りの持続は異なります。ここで、主な賦香率を挙げておきます。
  • パルファン約20~30%
  • オードパルファン約10~20%
  • オードトワレ約5~10%
  • オーデコロン約2~5%

基材は無水エタノール

無水エタノール

消毒用ではなく無水エタノールを用意しましょう

ベースに使うものは無水エタノールです。エタノールには2種類あり、薬局で買うことができます。水が含まれているものが「消毒用エタノール」、水が含まれていないものが「無水エタノール」です。無水エタノールだけでは消毒効果がないため、消毒したい場合に使うのが消毒用エタノールです。

今回は無水エタノールを使うため、エタノールに消毒や殺菌効果は期待できません。ただし、エッセンシャルオイルを抗菌、消毒などの作用が期待できるものを使えば、抗菌効果もプラスされたフレグランスを作ることができます。


作るときの注意点

  • 無水エタノールが肌に触れると皮膚が硬化(硬く)し皮脂がとれて、かさかさになってしまいます。気をつけましょう。
  • エッセンシャルオイルには濃い色がついているものや、粘度の高いものがあります。無水エタノールで希釈するためあまり気になりませんが、それでも色がつくこともあり得ます。アロマを選ぶ際には気をつけましょう。

>>次のページで作り方とおすすめエッセンシャルオイルをご紹介します
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