他にもあった!上手に取り入れたい機能性オイル
調理に向いている機能性オイルもあるのです
こめ油は、てんぷら美味しく揚がる油として、日本では愛用されてきました。このこめ油は、一般的な調理油の中で、植物ステロールを1番多く含んでいます。植物ステロールはポリフェノールの1種で、血中コレステロールの正常化に効果を発揮してくれます。その中でも特に、γ(ガンマ)-オリザノールは脂質異常症の治療薬の成分となっていたり、強い抗酸化や美容効果があると注目されています。
また、ビタミンEについては他にもっと豊富なオイルがあるのですが、こめ油のビタミンEは「質」に違いがあるのです。それは、一般的なビタミンE(αトコフェロール)の数十倍の抗酸化力を持つトコトリエノールの割合が高いということ。
γ-オリザノール+トコトリエノールの抗酸化パワーの強さが魅力です。
■ ゴマ油:ゴマリグナン(セサミンなど)
ゴマ油もこめ油と並んで日本で愛用されてきたオイルです。ゴマ油の魅力といえば、なんといってもセサミンを始めとしたゴマリグナン。セサミンには、血中コレステロールの正常化や抗酸化パワーが確認されているほか、肝臓をケアする働きも期待されています。
■ ひまわり油:ビタミンE 低n-6系脂肪酸
一般的な調理油の中で、1番ビタミンEが豊富なのがひまわり油です。また、ひまわり油は、n-6系脂肪酸が少ないという特徴があります。健康オイルとして定番のオリーブオイルよりも少ないのです。それによって、n-3系とn-6系のバランス改善(n-6系脂肪酸を減らす)を助けてくれます。また、酸化に強いn-9系脂肪酸が多いので、加熱調理用のオイルとしておすすめです。
続いては、機能性オイル選び&使い方のコツ。