美容食・インナービューティー/美容食

むくみにも潤い肌にも効く「冬瓜」……究極の2WAY食材!

冬瓜は薬膳の観点からみると、利尿作用が高く、むくみに効果的。なのに、体内に潤いが不足しているときには水分を補い美肌に貢献という、恐るべき「2WAY食材」!そんな冬瓜のパワーをしっかり取り入れる調理のコツやお手軽レシピもご紹介します。

池田 陽子

執筆者:池田 陽子

美容食・インナービューティーガイド

むくみにも潤い肌にも効く「冬瓜」

むくみにも効く「冬瓜」

タネにも皮にもパワーがある冬瓜

冬瓜は古くから薬膳でよく使われる食材。そのうえ、皮や種の部分にもパワフルな効能があるのです。
 
<目次>
 

余分な水気をしぼりだす「食べる除湿器」

冬瓜は、利尿効果の高いウリ科のなかでも優れた水分排出効果のある代表的な食材。むくみには効果絶大です。 

そして皮は「冬瓜皮」、種は「冬瓜仁」とよばれ、「利水消腫」という効能があり、利尿、水分排泄の生薬として使われているほどのパワーがあります。ここも調理に使わなくてはもったいない! 実の部分を煮たり、スープの具として使うときには、むいた皮も種の部分も一緒に煮込めば脱水パワーは3倍に! トリプルテクを駆使すれば、トイレで水道の蛇口全開状態の利尿効果を実感できるはず。
 

利尿作用で老廃物をデトックス!

体内にためこんだ毒素を尿とともに、排泄してくれる効果があります。
 

なのに、必要なときは水分をチャージする「ミラクル保湿」ベジタブル

冬瓜は、体内の水分バランスを調整するミラクルな野菜。身体に不足した水分を補う作用も併せ持っています。全身に潤いを与えて美肌にもお役立ち! 

とくにこの時期は夏に汗をかいたことで、身体の中は水分不足気味。この状態を放置しておくと、大気が乾燥する秋に乾燥肌、シワの原因に! これからの季節の保湿対策にも冬瓜はおすすめです。

※冬瓜は身体の熱を冷ますので、冷えが気になる人は、しょうがやねぎ、にんにくなどの身体を温める食材と一緒に取り入れましょう。

ミラクルなパワーがある冬瓜。今回は、その「脱水」パワーをしっかり取り入れられる、むくみによいメニューを紹介します。
 

冬瓜と枝豆、鶏ひき肉の煮もの

冬瓜のあっさりした味わいをいかした煮もの

冬瓜のあっさりした味わいをいかした煮もの

余分な水分を絞り出して、むくみの改善に効果的な冬瓜に、同じく水分の排泄に役立つ枝豆をプラス。湿気の多い梅雨どきの体調不良にもおすすめのメニューです。そして、冬瓜の皮の部分、種の部分も一緒に煮込むのをお忘れなく! 鶏肉の旨みがしみこんだ冬瓜のやさしい味わいが、ホッとなごめるレシピです。

【材料】2人分
冬瓜(タネの部分をとり、皮をむいて食べやすく切る)  200g
鶏ひき肉            100g
酒、 大さじ2
しょうが(みじん切り)  少々
ゆで枝豆  30粒
しょうゆ 少々
塩、こしょう 適量
※冬瓜の皮、タネはとっておく。

【作り方】
1.鍋に、鶏ひき肉、しょうがを入れて熱し、酒をふって炒める。
2. 1の鶏ひき肉がぽろぽろになったら、冬瓜、冬瓜の皮、タネを入れ、ひたひたの水を入れてやわらかくなるまで煮込む。
3.2に枝豆を加えてしばらく煮たら、しょうゆ、塩、こしょうで味を調える。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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