七夕飾りの由来や意味を知って「七夕」をもっと楽しく!
笹飾りの種類や意味・由来を知ろう!七夕飾りの短冊でNGな願い事があるって本当?
<目次>
七夕飾り・笹飾りの由来や意味、どうして笹竹に飾りものをつるすの?
七夕飾り・笹飾りを高く掲げるほど願いが叶うといわれています
▷詳しくは「七夕の由来・起源と七夕伝説、「たなばた」というのはなぜ?」をご覧ください。
いずれも祈りや願いがテーマとなっており、それを具現化したものが七夕飾り(笹飾り)です。笹竹は天の神様が依りつくところ(依り代)とされているので、願いを込めた飾りものを笹竹につるし、天に向かって掲げるわけです。
七夕飾り・笹飾りで短冊に願い事を書くのはなぜ?
本来は、七夕飾り・笹飾りの短冊の色にも意味があります
現在のような七夕飾り(笹飾り)になったのは、江戸時代だといわれています。とりわけ江戸時代は寺子屋が増えたため、習字や習い事の上達を願う行事として親しまれ、短冊に願い事を書くことが広がっていきました。
なお、童謡でもおなじみの「五色の短冊」の「五色」とは、中国伝来の陰陽五行説に基づく「青・赤・黄・白・黒」の五色のことです。
▷詳しくは「なぜ日本文化に五色が多いの?五色って何色?」をご覧ください。
七夕の短冊には何を書けばいいの? NGな願い事は?
七夕飾り・笹飾りの短冊に書く際、里芋の葉にたまった夜露で墨をする風習があります
その他には、「無病息災」や「家内安全」、「織姫」や「天の川」といった七夕にちなんだこと、和歌などが相応しいとされています。
なお、本来はサトイモの葉に溜まった夜露を集めて墨をすり、その墨で文字を綴ります。サトイモの葉は神から授かった天の水を受ける傘の役目をしていたと考えられているため、その水で墨をすると文字も上達し、願いが叶うといわれているからです。
七夕飾り・笹飾りの種類…… 短冊以外の飾りものにも意味はあるの?
七夕飾り・笹飾りの種類って?左から「巾着」「くずかご」「網飾り」「紙衣」「薬玉」
■五色の短冊
願い事を書き、願いが叶うよう祈願します。
▷詳しくは「五色の短冊の五色とは?」をご覧ください。
■吹流し
昔は五色の糸を垂らしていました。織姫の織り糸を表しているともいわれ、吹流しにしたり、薬玉に下げると魔除けになります。
■折り鶴
鶴は長寿の象徴なので、長寿祈願になります。千羽鶴にすることも。
■紙衣(かみこ)
色紙を着物の形に折ったり、切ったりしたもの。棚機つ女(たなばたつめ)の織る「神御衣(かんみそ)」に通じ、手芸上達、厄払い、着るものに困らなくなるなどの意味があります。
▷詳しくは「七夕を<たなばた>と読むのはなぜ?棚機つ女の伝説」をご覧ください。
■巾着
金運上昇を祈願。折り紙で折るほか、本物の財布をさげることもあります。
■綱飾り
豊年満作・大漁を祈願。幸せをすくいあげるという意味もあります。
■くずかご
物を粗末にしないよう、七夕飾りの紙くずを入れます。
七夕飾り・笹飾りは折り紙で作れる!
上で紹介した七夕飾りは、すべて折り紙で作れます。簡単に作れるので、ぜひ楽しんでみてください。▷七夕飾りの折り紙についてはこちらを参考にしてください。
「七夕飾りの折り紙!織姫・彦星・星・あみかざり・ちょうちん」
「七夕飾りの星を折り紙で作ろう!星型の切り方・1枚星・2枚星」
「七夕飾り工作・製作!折り紙やマステで星・短冊・天の川を簡単手作り」
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