スローエイジングサプリ
抗酸化も抗糖化も、食事の工夫が大切です
抗酸化は、卵子にとって2つの効果をもたらしてくれます。1つは、卵巣機能(ホルモン分泌・卵子)の維持・改善、もう1つは卵巣に保存してある卵母細胞の鮮度維持です。ですから、「将来に備えて」という人にも、体内で質の良い卵子を長期保存するためにおすすめです。
酸化に対抗するには、紫外線やタバコ、精神的なストレスなど活性酸素発生の原因となることを避けること。そして、色鮮やかな旬の野菜や果物をしっかり食べることです。これにプラスしてサプリメントとしておすすめの栄養素は、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などの抗酸化ビタミン・抗酸化ミネラルそして、コエンザイムQ10です。また、まだ十分な試験は行われていませんが、アスタキサンチンやレスベラトロール、ピクノジェノールといった、抗酸化能力の高いポリフェノール、フィトケミカル類でも効果が期待できるかもしれません。
それに加えて、最近、もう1つの老化の原因として注目が集まっている「糖化(グリケーション)」にも気をつけた方が良さそうです。糖化については記事「糖化を防いで一石二鳥?ダイエット+美肌を狙え!」で仕組みや対策を紹介していますが、生殖の分野でも、糖化によって卵子の質が悪化するのではないかという報告が出てきています。研究が進むのはまだこれからですが、研究結果を待っていると糖化も進んでしまいますから、ムダにならない範囲で糖化を抑える抗糖化に取り組んでみましょう。
今回は著書「男と女の子宝サプリ」の内容を抜粋してご紹介しました。本では、「サプリメント選びのポイント」や「妊娠中はやめた方がいいサプリ」、「私が実践した妊活サプリ」なども紹介しています。
二人で一緒に取り組める妊活サプリで、赤ちゃんがやってきやすい体を作りましょう。