アペリティフって何だろう?

アペリティフとは?

アペリティフとは?

アペリティフはフランス語でapéritif(アペりティフ)。食前酒の事を指しています。食欲を増進させたり、参加者の会話を弾ませて座を盛り上げるきっかけとなるような役割を担っており、後の食事の妨げにならないような軽いカクテルが好まれることが多いようです。
レストランなどでも、食事の注文の前に

・アペリティフを召し上がりますか?
Voulez-vous prendre un apéritif ?
(ヴレ ヴ プろンドる アン アペりティフ)

と聞かれることがあります。

この食前酒の他に、楽しいことの大好きなフランス人の得意としている少々違ったニュアンスのアペリティフがあります。食前酒をとるいう意味は変わらないのですが、食事前の一環というよりも、やや独立した形式です。ひと言でわかりやすく説明すると、「ディナーよりも気軽な軽食の集まり」と言えるようです。
 

アペリティフ、どんな風に楽しんでいる?

冷蔵庫の食材もちょっと手を加えるとおつまみに

冷蔵庫の食材もちょっと手を加えるとおつまみに

では、そのアペリティフ、フランス人はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。冬場の寒くて長い夜にはお互い自宅に招き合って、夏場は庭先やテラスで戸外の時間を楽しみながら、軽いアルコールとおつまみをお供におしゃべりに興じます。
楽しい仲間と、ちょっとしたおつまみに軽いアルコール。これさえあれば人生最高!人生を楽しく過ごすことが上手なフランス人の得意の過ごし方のひとつです。

特別な用意がなくても楽しい仲間のためには、冷蔵庫にある食材に手を加えるのもお手の物。ちょっと手を加えることで、見栄えの良いおつまみの一品に早変わり。ほろ酔い加減になって、お腹も少々膨らんできたところでお開き?いえいえ、盛り上がっているところでお開きとはもったいない。ピザやパスタなどを用意して楽しい夕べを続けます。
 

アペリティフの誘い方

前もって、「いついつうちでアペリティフしない?」と誘ったり誘われたりすることもありますが、おしゃべりを楽しんでいるうちに、「今日は天気も良いことだし、これからみんなでアペリティフしない?」と午後のおしゃべりがアペリティフになることもあります。

・金曜日にアペリティフにいらっしゃいませんか?
Vous voulez venir pour l'apéritif vendredi soir ?
(ヴ ヴレ ヴェニーる プーる ラペりティフ ヴォンドれディ ソワーる)

・今夜アペリティフしませんか?
On prend l'apéro ce soir ?
(オン プろン ラペろ ス ソワーる)
apéro は、apéritif の略語です。

いずれにしても気軽なお誘いです。
 

アペリティフ、どんなものを用意する?

冷蔵庫の食材もちょっと手を加えるとおつまみに

冷蔵庫の食材もちょっと手を加えるとおつまみに

アペリティフに用意するものは、「これでなければならない」というものはありません。

飲み物
シャンパン(champagne)、ワイン(vin)、ビール(bière)、シードル(cidre)の他にも次のようなものが好まれます。

・パスティス(pastis):
アニス風味が特徴のフランスのリキュール。南仏で食前酒として愛飲されている。

・ポートワイン(porto
ポルトガルの酒精強化ワイン。

・キール(kir
白ワインに黒スグリ(カシス)のリキュール(crème de cassis / クれーム ドゥ カシス)を加えたもの。白ワインをシャンパンに代えるとキール・ロワイヤル(kir royal)になる。

その他、お酒を飲まない人のためにはジュースや水なのどのノンアルコール飲料を用意します。

おつまみ
・ピスタチオ(pistaches)などのナッツ類

・ポテトチップス(chips

・オリーブ(olives

・つまめるタイプのチーズ類(fromages

・プチトマトや野菜スティックなど、つまめる野菜

・カナッペ類

・サラミ(saucisson)やハム(jambon)などの豚肉加工品(charcuterie

飲み物の数やおつまみの量ではなく、おしゃべりをして共に楽しい時間を過ごすことこそが、フランス流の最高のおもてなしです。

※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。

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