リーダーシップ/リーダーシップ活用事例

世界的企業に育て上げた本田宗一郎氏のリーダーシップ(2ページ目)

今回はホンダを一代で世界的大企業にした人物として名高い、本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏からリーダーシップを学んでみたいと思います。心掛けや経営方針は長の付くリーダーであれば参考になることでしょう。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

宗一郎氏の経営方針を表す名言とは

ホンダイズムはDNAとして継承され、ホンダらしい独自性の高い製品を生み続けている

ホンダイズムはDNAとして継承され、ホンダらしい独自性の高い製品を生み続けている

続いて、宗一郎氏の経営方針を表す名言をいくつか紹介しましょう。

”当社は絶対に他社を模倣しない。どんなに苦しくても自分たちの手で日本一を、いや世界一を。”
独自性、オンリーワンであることが存在価値であることを謳っています。

”地域に迷惑をかけながら製品を作らなければならない企業ならばすぐに廃業すべきだ。”
地域貢献という軸を強く意識して、経営をされています。

”ホンダが伸びたのは我々の力ではない。お客さんが進歩させてくれた。”
顧客への感謝の気持ちを常に忘れず、期待を越える製品開発をする姿勢を想起します。

”明日のことを言うやつはバカだというけれど、明日の約束をしないやつに希望は湧いてこない。”
→常に未来志向で夢を追いかけることがモチベーションへと繋がっていくと考えていました。

最後に、本田宗一郎を通して学べる、日々の意識変革を皆さんに喚起したいと思います。

まず、「やってみないことには何も始まらない」ということです。
あれこれ考えてばかりで、結局行動しなければただの時間の無駄になります。やりながら考えることは、ビジネスにおいて重要となるのです。

次に、「失敗を恐れない」ということです。
失敗を恐れず思い切ってやってみるチャレンジ精神は日本人に欠けがちなので、ぜひ日頃から何事にも意識的に挑戦してみることは皆さんの糧になるでしょう。

さらに、「失敗しても諦めない」ということです。
成功は99%の失敗に与えられた1%であると宗一郎氏は述べています。成功者は失敗を成功へ近づくためのステップだと捉えます。

以上、本田宗一郎氏のリーダーシップから、皆さんも日頃から諦めない不屈の精神を持ち、ビジネスにおける挑戦を続けていってほしいと思います。
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