ウォーキング時の日焼け対策……紫外線は美肌の大敵!
ウォーキングの日焼け対策
そこで、今回は、夏ウォーキングを快適に過ごすためのUVケア法を、一般社団法人日本スポーツビューティ協会 代表理事 スポーツビューティアドバイザーの橋本ワコさんから夏のウォーキング時のポイントに関して教えて頂きました。
紫外線での光老化から守るために、教えて頂いた、UVケアテクニックを夏ウォーキングに取り入れて下さいね。
ウォーキングに適したUVケア商品は?
UVケア剤
其々の特徴を踏まえたケア剤を選びましょう。下記に、其々の利点と欠点をご紹介します。
(利点)汗をかいても落ちにくい、保湿効果が高いものが多い
(欠点)べたつきやすい
■ミルク
(利点)手軽に塗れる (欠点)ムラになりやすい
■ジェル
(利点)肌なじみが良い (欠点)汗をかくと落ちやすい
■スプレー
(利点)メイクの上からも使える、屋外で手軽に使用できる
(欠点)肌密着が弱い
■パウダー
(利点)メイクの上からも塗り直しできる
(欠点)均一になりにくい、衣類につきやすい
■シート
(利点)持ち運びやすい、手軽に使える
(欠点)落ちやすいので長時間効果を期待できない、つい力を入れるので肌ダメージがある
夏ウォーキングの際は、汗をかいても落ちにくいクリームタイプがオススメとのことです。
また、SPF、PAという表示も同様にチェック。
SPFとは、紫外線B波を防ぐ指標で数字が大きいほど効果大です。B波は、皮膚の表面にダメージを与え、シミ・そばかす、皮膚がんの原因になると言われてます。
PAは紫外線A波を防ぐ指標で「+」「++」という表示で顕されます。A波は、肌の奥までダメージを与えコラーゲンを破壊し、シワやたるみの原因になると言われています。
どちらも数字が大きくなるほど、肌の負担を増しますので、肌の弱い人は、ケア剤自体の素材にも注目。オーガニックなど子供も使える肌にやさしいものあります。長時間肌につけるものですから、テスターなどでチェックして納得のいくものを購入しましょう。
あなたの肌タイプチェック
日本人は大きく3つの肌タイプに分類されます。【3つの肌タイプの特徴】
肌タイプ1:日焼けすると、かなり赤くなる(敏感肌の人に多い)
肌タイプ2:日焼けすると赤くなり、すぐに黒くなる
肌タイプ3:日焼けするとすぐに黒くなる。(比較的肌が強い)
肌タイプにより、選ぶべき日焼け止めが事なりますので、まずは、自分の肌タイプを知ることからスタート。下記の項目当てはまるものをチェックして下さい。
一番、チェックが多いものがあなたの肌タイプです。
肌タイプにあった紫外線対策を
■肌タイプ1
- 小さい頃から色白だ
- 少し紫外線を浴びただけでも、肌がヒリヒリする
- 紫外線を帯びると湿疹ができたり、かゆくなったりする
- そばかすができやすい
- 日頃から、化粧品を使用してトラブルが結構ある方だ
■肌タイプ2
- 日焼けすると赤くなるが、翌日から数日後には黒くなる
- 夏に日焼けしても、秋から、また元の肌の色に戻る
- 2~3時間おきに日焼け止めを塗りなおせば、肌トラブルはあまりない
- 日頃から、化粧品などのトラブルはそれほど多くない
■肌タイプ3
- 小さい頃から色黒だ
- カフェや窓際にいるだけでも夏になると色が黒くなる
- 日焼けすると、秋冬になってもなかなか元の肌の色に戻らない
- 日焼け止めを塗っても日焼けしたように感じる
- 日頃から、化粧品のトラブルはほとんどない
自分の肌タイプにあったUVケア剤を使い、夏ウォーキングを快適に行いましょう。
肌タイプ別オススメUVケア剤をご紹介します。
肌タイプ別オススメUVケア剤
紫外線対策で美肌キープ
ジェルタイプ、ミルクタイプ(肌への負担が少なくスムーズに肌に乗る、ぬり直ししやすい)
買物、洗濯物干しなどの場合:SPF10-20 PA++
アウトドアでスポーツ、ウォーキングする場合:SPF50+ PA++++
■肌タイプ2
ミルクタイプ、クリームタイプ(肌への負担が少なくスムーズに肌に乗る、アウトドアでの活動にはクリームタイプも活用)
買物、洗濯物干しなどの場合:SPF10-20 PA++
アウトドアでスポーツ、ウォーキングする場合:SPF30~50+ PA++++
■肌タイプ3
クリームタイプ(比較的肌が強いので、落ちにくいクリームタイプでも大丈夫)
買物、洗濯物干しなどの場合:SPF5-15 PA+
アウトドアでスポーツ、ウォーキングする場合 SPF20~30 PA+++
ご自分の肌タイプにあったUVケア剤が分かったら、実際に塗ってみましょう。
ウォーキング前に塗るポイント
今回は、紫外線が一番気になるフェイスへの塗り方のポイントをご紹介します。UVケア剤をいきなり顔に塗るよりも、効果を持続させるための大切なポイントをご紹介します。
UVケア剤をパール大3個分の大きさを手に出します。こちらの写真はパール大1個分です。 こちらの写真が、パール大3個分。少量を出すのではなく、パール大3個分というやや多めの量と感じるかかもしれませんが、最初にこのくらいの量を、出します。 UVケア剤を中指と薬指で集めて、更に、中指と薬指を使い、手のひらで混ぜます。指を大きく使い、手のひらで混ぜる事により、肌温度でUVケア剤が温まり、肌に密着しやすく、UVケア剤の肌なじみがよくなります。 UVケア剤を中指と薬指にとり、顔へのせていきます。この時も、中指と薬指を使いますが、指先だけで行う事はNG。この写真のように、指全体を使って顔にのせていきます。指を長く使うことにより、顔のカーブに沿って均一に塗ることが出来ます。 【UVケア剤を塗る順番】
- 左右のほほ骨に乗せる(一番日焼けしやすい場所です)
- 額にのせる
- 最後に鼻(面積が少ないので、最後に塗っても大丈夫)
- 掌で顔全体を抑え均一に塗られているようにムラをなくす。
*顔の内側から外側に向けて塗ります。
丁寧に塗っても、紫外線防止効果の継続は2時間程度。長時間のウォーキングの際は、2時間を目安に重ね塗りしましょう。
ボディーも忘れずに
UVカット使用のウエアを着ているとツイツイ忘れがちなのが体へのUVケア。体も同様に紫外線防止剤を塗りましょう。 顔同様に、UVケア剤を伸ばします。体の場合は、この写真のように手のひら全体で抑えるように塗っていきます。
ウェアを着ていると、肌が露出している場所とだけ塗りがちですが、衣類の下にもシッカリと紫外線防止剤を塗りましょう。
ボディークリームのように大量に出して塗りこむのではなく、顔同様に、パール大3個分を手のひらに出し、温めてから塗ります。塗った後は、手のひらで抑え、肌に密着させ、ムラなくします。また、意外と忘れがちなのが、首の後ろ。長時間ウォーキングすると、思わぬ日焼けのトラブルが生じることもあります。首の後ろも忘れずに紫外線防止剤を塗りましょう。
【おさらい! 塗り方のポイント】
- 直接紫外線を浴びない服の下も塗る
- ムラにならないように均一に塗る
- 2~3時間おきに塗る
日本スポーツビューティ協会 橋本ワコさん
一般社団法人日本スポーツビューティ協会
NPO法人日本ウォーキングセラピスト協会
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