バレリーナは食べない?ダンサーの普段の食事とは
バレエダンサーは日々何を食べているのか?
国内外のプロダンサーと一緒に食事をすると、意外なほど食事制限やこだわりというものがないことに気付かされます。パスタもお米も、肉も普通に食べています。特にカロリーを気にしている様子もありません。
唯一あるとすれば、直近直後のスケジュールを見て、エネルギーの消費量に合わせて食べる量を調整しているようです。沢山動いた後は、自然にお腹が空くのでしょうから、沢山食べます。動いていないときは少しで良いみたいです。満腹にしようと欲張ることはなく、自分の体のコンディションに合わせて食事をしているようです。
バレエ団ではどんな食生活?
11時頃から始まるクラスレッスン、その後のリハーサル、そして公演と、毎日多忙なダンサーたち。一体どのように食事をしているのでしょうか。バレリーナから直接お話を聞くと、やはり日中はしっかりとした食事は摂らない、と言っていました。朝は普通に食べ、日中はレッスンやリハーサルの合間にサンドイッチなど、あまり重たくない食事を摂る程度。食べると身体が重たくなるので動きが鈍くなるという理由で、しっかりとした食事を摂らないようです。
公演後の夜は、バランスの良い食事を摂るようにしている方が多いです。一日の疲れを癒す目的と、一日の中で唯一リラックスして食べる食事なので、本当にゆっくり、しっかりと食べているようです。
バレエ学校では自炊して栄養を補う?
海外の有名国立バレエ学校に通う生徒に聞いたところ、食堂で出される食事は、「栄養バランスが良くない」 とのことでした。食堂がバレエ学校専用なら話は別かもしれませんが、音楽学校など、バレエ以外の学校の生徒たちと共用するようなケースもあります。そういう場合、特にダンサー向けとしての食事は出していないようで、一般向けの食事となります。ですから、炭水化物が多くて、太ってしまうこともあるとのこと。また、学生たちは自炊などもして、ダンサーに必要な栄養素を補っているとの事でした。
バレエ学校のシステムにもよると思いますが、それぞれ事情があるので、自らくふうする必要があるということですね。
バレエダンサーは、特に女性は小食と思われがちですが、踊りはエネルギーを沢山使います。食べないと身体がついていきません。バランスの良い食事をエネルギー消費に合わせて摂っている、これがダンサーの食事のようです。
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