緩やかな川の流れをイメージしてみてください。

緩やかな川の流れをイメージしてみてください。

まずは今回の動き 「バランセ」 の意味から確認しましょう。日本語に訳すと 「バランセ」 は 「左右に揺れる」 という意味になります。「バランセ」 の行い方は二つあります。

一歩目、二歩目は同じです。三歩目がプリエの場合と、ドゥミ・ポアントかポアントの場合があるのです。どれが正しいと言うのではなく、教科書によってその動かし方の説明が違いますので、両方出来るようになっていると良いと思います。


バランセ・ドゥ・コテ

「ドゥ・コテ」 は 「横に動くこと」 を指します。横に動くバランセです。

前脚を少しルルヴェにして後ろ脚を横に出し、小さなトンベでプリエに小さく飛び乗りながら、後から来る脚をク=ドゥ=ピエにします。ここまでが一歩目です。二歩目はク=ドゥ=ピエの脚にドゥミ・ポアントかポアントに立ち、前脚は前のデガジェに伸ばします。このデガジェをク=ドゥ=ピエにする場合もあります。三歩目は、前のデガジェにした脚をプリエにするか、ドゥミ・ポアントかポアントにします。


前後のバランセ

前に進むバランセは 「バランセ・アン・ナバン」、後に進むバランセは 「バランセ・アン・ナリエール」 と言います。動かし方は 「バランセ・ドゥ・コテ」 と同じです。前後への移動はエファッセに向いて行います。

アン・ナバンは腕をアラベスクの形にして顔を45度上に向け、それに合わせて上半身を上に向けて行います。アン・ナリエールは、前の腕をアン・ナバンにし、顔を45度下に向け、それに合わせて上半身を少し下に向けます。下に向ける上半身の角度は大変難しく、視線に合わせて落としがちになります。引上げをしつつ下に向けるので、顔の向きそのものに合わせることはしません。顔は下45度ですが、上半身は少しだけ下を向けるようにしてください。常に引上げを感じる角度で行いましょう。


バランセは優雅に揺れる

日本人は三拍子が不得意だと聞いた事があります。農耕民族故に二拍子しか分からないとか…。三拍子は優雅に舞う動きになくてはならない拍子です。やはり攻略したいですね。

三拍子では、拍を刻むときに上下で刻むのではなく、横に流すように刻んでみましょう。川の流れのように…。流れるように流れるように、と意識すれば三拍子が上手に取れるようになります。

そしてその流れは急な流れではなく、緩やかな優雅な流れとしましょう。バランセでのプリエとドゥミ・ポアントやポアントへのアップを流れるように行ってください。そうすれば優雅な動きになります。

ぜひ試してみてください。


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