バレエには、代々受け継がれてきている主要なメソッドがあります。何代にもわたって受け継がれてきているのには理由があります。

バレエには、代々受け継がれてきている主要なメソッドがあります。何代にもわたって受け継がれてきているのには理由があります。

バレエは、やろうと思えば独学でも学ぶことができます。でも、ほとんどの方は教師について、指導してもらいます。それは、独学よりも早く上達できるからです。

ということは、独学での上達と、教師の指導を受けて得られた上達を比べた時、この差が大きくなる教師ほど、優秀であると言えます。

生徒さんの側からすると、限られた時間と予算の中でレッスンしているわけで、できるだけたくさん上達させてくれる教師につくかどうかでバレエ人生に違いが出て来るということです。今回は、生徒さんの実力を決める最大の要因とも言える指導内容の見極め方について、見ていきましょう。


タイプ1:普通の教師

バレエを上達させてくれる教師は、バレエを良く知っている教師です。バレエは様式美ですので、その様式を忠実に守る必要があります。

世界3大メソッドである、ワガノワ・メソッド、RADメソッド、パリ・オペラ座・メソッド。この3つのメソッドを学んだ教師は、メソッドに裏打ちされた上達を約束してくれることでしょう。各メソッドでは、レベルに合わせてどのステップをどのように教えればよいか、という事が明確に示されています。

逆に言うと、確実に上達の階段を登れるように設計されたカリキュラムが、各メソッドとして受け継がれているのです。したがって、その通りに教えてもらえれば、上達は約束されたようなものです。

ここで、生徒さんが出来ることは、教師がメソッドの提示をしているかどうか、をポイントにして教室を探すことです。何も提示していないところは要注意。これを怠ると、バレエと称する創作ダンスを教わることになるかもしれません。


タイプ2:優秀な教師

上記のようにメソッドを忠実に守りながら、解剖学的に説明が出来る教師は、優秀な教師です。

バレエの教科書は、バレエ的な身体条件を満たした人を対象に書かれています。メソッドをそのまま当てはめる事が出来る身体を持った人は、めきめき上達しますが、そういう人は滅多にいません。特定少数の上達を良しとする教室なら、それでもいいですが、もしあなたがその条件を満たしていないとすると、努力に見合った上達を得られることはないでしょう。

そこで、バレエ的な身体を持ち合わせていない人、つまり、ほとんど大多数の人に合わせて教えるには、解剖学的な知識を元にメソッドを大胆に書き換えることが必須。それにより、多くの生徒さんの上達のスピードを速める事が出来ます。

ここで、生徒さんに出来ることは、バレエのテクニックを解剖学的に説明が出来る教師を探す事です。これに成功すると、あなたはすぐに実感を伴った上達を経験できることでしょう。


更なる上達を目指したい人は…

タイプ1の「メソッド」、タイプ2の「解剖学」と来て、次はあるでしょうか?
実は、もう一つあるのです。それは…

「運動力学」

これがあれば最強です。なぜなら、概念として、解剖学には「時間」が含まれていません。したがって、解剖学的には正しくても、「いつ」それができるようになるのかは、誰にも分かりません。生徒さんの側からすると

「正しいのは分かるけど出来ない」

という壁に直面することになります。その壁を突破する時に、力となるのがこの「運動力学」です。

ぜひ、運動力学まで駆使して説明をしてくれる教師を探してみてください。

実力の壁を越えていく大きな変化を体験し、ご自分に対して新たな希望が湧いてくるはずです。


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