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Cakeの意味は、甘いお菓子だけとは限らない
イギリスの伝統料理
Cakeという単語から、みなさんはなにを連想されるでしょうか。生クリームや果物たっぷりのケーキでしょうか?チーズケーキ?それともロールケーキでしょうか?
でも、このcakeという英単語は、実はお菓子にだけ使われている訳ではありません。意外なものにも使われています。例えば、「こびりつき」、「石鹸などの固形物」など。
例えば、「こびりつき」はこのように使われます。
His shoes were caked with mud.(彼の靴には泥が固まりついていた。)
「石鹸などの固形物」の例としては、このようなものがあります。
A cake of dry ice(ドライアイス一個)、one cake of tofu(豆腐一丁)、a cake of ice(一塊の氷)、a cake of soap(石鹸一つ)など。
お豆腐も石鹸もcake(ケーキ)
お豆腐と石鹸が一緒というのは、日本人にとっては不思議な感じもしますが、なにかを固めて作られたもの、という視点で使われているのですね。
この他にも、イギリスの伝統的なおかずには欠かせない単語がcakeなのです!それが今回ご紹介するフィッシュケーキです。
フィッシュケーキ(Fish cake)ってどんなお料理?
魚のケーキ?
さて、イギリスの伝統料理のひとつに、fish cake(フィッシュケーキ)があります。魚とケーキの組み合わせを想像すると、魚に生クリームがついていて……のようなことを想像してしまいそうですが、これは立派なおかず。
実は、cakeという単語には「魚などのすり身を固めたもの」という意味があり、fish cakeは魚のすり身のコロッケのようなものです。
フィッシュケーキ(Fish cake)ってなにから出来ている?
コロッケに似た風貌です
Fish cakeの主な材料は、スモークした鱈やサーモンなどのお魚、牛乳、ジャガイモ。この3つにディルやマヨネーズを足してもいいですね。混ぜて丸く成形し、コロッケのように小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして油で揚げます。つけ合わせにタルタルソースとレモンを添えましょう。
イギリス人のカリスマシェフ、ジェミー・オリバーがフィッシュケーキの作り方を公開していますので、英語レシピを参考にしながら、ぜひ作ってみて下さいね。
【参考】
ジェイミー・オリバーのフィッシュケーキレシピ
フィッシュケーキ(Fish cake)は日本にもある
ちなみに、日本でも人気のおかずもfish cakeと呼ぶことが出来るものがあります。なんだと思いますか?魚のすり身で油を使って作るものと言えば……そうです、さつま揚げですね!蒲鉾もfish cakeと表すことが出来ます。蒲鉾の場合は、fish loafと言ってもいいですね。イギリスのご友人がいらっしゃる方は、日本のフィッシュケーキの食べ比べをしても面白いかもしれません!イギリスへホームステイや留学をご予定の方は、さつま揚げを作って、'Japanese fish cake'とぜひ紹介してみて下さい!
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