レザーでスマホケースを作ってみましょう
持ち手つきスマホケース。薄い革ならミシンで縫えます。
スマートフォンを持ち歩くのに便利なケースを手作りしましょう。縫い代の始末がいらないレザーやコーティング生地を使えばあっという間に出来上がります。ちょっとしたコツを押さえると、ミシンで簡単に縫うことができますよ。
材料と道具
材料
iPhone5(12.5×6cm)の入るサイズです。大きいサイズのスマホを入れる場合は、サイズを調整してください。
- 本体用の革(グレー) 20×18cm
- フタ用の革(ピンク) 上辺15cmの半円形
- 仕切り用フェルト(厚手、ブルー) 9×18cm
- 金具つき持ち手
- 持ち手用チロリアンテープ 6cm×2本
- マジックテープ 2×2cm 一組
- 薄い紙(ミシンのすべりを良くするため革の下に敷くもの)
- 木工用ボンド
- レザー縫い用のミシン針 14号
- 太目のミシン糸(30番)
革用のミシン針
※レザー用のミシン針は先が鋭利になっており、革に針が通りやすくなっています。糸は専用のものもありますが、今回はジーンズステッチに使うやや太い糸を使います。
革用の手縫い針
・革用の手縫い針
※これも先がナイフ状になっており、革を縫いやすい仕様です。今回は仕上げに手縫いをする箇所がありますので、できればこの針があると便利です。
レザーのスマホケース作り方手順
持ち手の金具をテープと合わせる
1.まず持ち手の金具をチロリアンテープに縫い付けます。これは持ち手とセットになっているDカンという金具で、持ち手のフックをかけるためのものです。画像の青い線で示した部分にミシンをかけます。
持ち手金具とマジックテープを縫い付ける
2.本体の革に、1で作った金具つきテープと、マジックテープの片方を縫い付けます。位置は画像を参照してください。
ミシンで縫う
革を縫うとき、革の下に薄い紙を敷き、そのまま一緒に縫います。特に革の裏側やビニール系の合皮はすべりが悪く、そのままではうまくミシンが進みません。紙を敷くとスムーズに縫えます。
縫った後の裏側
紙と一緒に縫うと、このようになります。そっと紙を引っ張って取り除きます。この紙は、洋服を買うと間に挟まってくる薄紙や、新聞紙のような薄くて破りやすい紙を使用します。ティッシュペーパーでもいいのですが、ケバが取りにくいことがあります。
フタを縫い付ける
3.次にフタをつけます。本体の裏側、持ち手がつく方の端に、画像のように置き、緑の線で示した位置をミシンで縫います。
クリップで押さえるとよい
縫うときにずれないよう、クリップなどで押さえます。革と革を縫うときはミシンに負担がかけないようゆっくり縫い進めます。
後ろの金具に注意
この部分は後ろ側に金具がありますので、ぶつからないよう注意しながら縫いましょう。
フェルトを合わせる
4.内側の仕切りをつけます。本体のマジックテープをつけた側にフェルトを合わせます。革の縁から5mmほど見える位置に重ねます。
後ろ側に折り返す
ずれないようにしながら、革が中表になるように折り返します。画像で示したように、上側(持ち手が付く側)から約2.5cm下がった位置です。
横から見ると
サイドを縫う
5.両横をミシンで縫います。画像のように、フタにかからないように縫います。(端から約1cmです)
角を落とす
6.縫い終わったら画像のように角をカットします。
表に返す
7.表側にひっくり返し、形を整えます。これで本体ができあがりました。あとは仕上げです。
次のページは仕上げと縫い方のコツです。