リーダーシップ/リーダーシップの基本知識

"あの人について行こう"―リーダーシップ7つの要件(2ページ目)

先日、某大手企業幹部へのリーダーシップ研修において、著名なコンサルタントの方が印象に残る言葉を発せられました。それは“権限を行使してメンバーを統率するのがマネジメントであり、権限を行使せずに統率できるのがリーダーシップである”と。なるほど!と共感した次第です。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

言葉と行動が一致していることも大事

第4要件:メンバーへの責任感と使命感があること
言行一致など、リーダーの背中は全てを物語るもの

言行一致など、リーダーの背中は全てを物語るもの

リーダーの心構えとして、メンバーおよびメンバーの家族を含めた人生を自分が背負っているという位の気概や責任感・使命感は必要ではないかと思います。そのために、本人のために嫌われることを覚悟して、厳しいことや嫌なことをズバッと言えるかどうかもリーダーかどうかの分かれ道です。

第5要件:直接会うと高揚感が沸いてくること
ガイドもこれまで知り合った人の中で数名ですが、その人と会った帰り道、やる気が起こってくる存在がいます。ただし、いつでも元気な方は皆無に等しいもの。気分の浮き沈みは個人差はあれ存在します。気分を高め、元気をもらえる存在はリーダーシップに長けている証左と言えるでしょう。

第6要件:仕事のみならず家族も大切にしていること
生活する上でのプラットフォームである家族を大切にすることは全てに通じるものと考えられます。家族を犠牲にして仕事のみに全うするという考え方は時代遅れです。これからはワークライフバランスを踏まえ、公私ともどもいかに充実しているかもリーダーには問われることでしょう。

第7要件:言行が一致していること
言葉のみならず行動が伴っているかどうかも重要です。信頼されるリーダーかどうかの分かれ目は言葉と行動が一致しているかどうかに尽きるでしょう。人が嫌がることを率先してやることはリーダーの要件です。目立たない、あまり評価されないような仕事を主体的にやれるかどうかも要件でしょう。

以上、7つの要件を提示しました。ぜひセルフチェックをしてみて下さい。最低5つ以上要件が揃っていればリーダーとして及第点です。要件をヒントに、リーダーシップに必要なものを掴んでいただきたいと思います。
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