ギネス世界記録に認定された小林製薬のブルーレット

半世紀にわたって日本の家庭で愛されてきた

半世紀にわたって日本の家庭で愛されてきたブルーレット


ブルーレットが販売金額で世界No.1に輝き、ギネス世界記録に認定された。2013年の年間売上は130億円を超え、世界での売上シェアは30%以上を記録して「水洗トイレのタンクに設置するトイレケアの最大ブランド」として正式に認められたのだ。

ブルーレットといえば、「ブルーレット♪お・く・だ・け♪」のテレビCMで、われわれ消費者には馴染みの深い商品だが、誕生したのは、なんと今を遡ること45年前。半世紀近くにわたって多くの顧客に愛され続けてきたことになる。

なぜ、ブルーレットは45年もの間、多くの顧客に愛され続け、トイレケア製品として世界一の売上を記録できるようになったのだろうか? 小林製薬のブルーレット開発を担う西川賢弥氏にその秘密を直接伺う機会を得た。


いかにしてブルーレットは生まれたか

ブルーレットが誕生するきっかけとなったのは1965年。現・代表取締役会長を務める小林一雅氏がアメリカに留学していた際に水洗トイレの普及を目の当たりにしたことがきっかけだった。「これからは日本でも水洗トイレが当たり前の時代がやってくる。その時に必要となるものは何だろうか?」と考えを巡らせた結果、思い付いたのがトイレに汚れが付きにくく、洗浄効果を高める製品だったのだ。

小林氏は帰国後、このアメリカで思いついたアイデアを製品化すべく、会社に提案するが役員を始めとして、「前例がない」や「販路がない」というできない理由を並べ立てられ、製品化は難航する。それでもあきらめきれずに社内での説得を続けると、ようやく製品化のゴーサインが出て、開発に取り掛かるところまで漕ぎ着くことができたのだ。

ただ、製品開発もトントン拍子には進んだわけではなかった。これまでにない製品を世の中に送り出すために試行錯誤が繰り返され、研究には4年の歳月が流れていた。

ギネスを記録したブルーレット

ギネスを記録したブルーレット

1969年、ようやく初代「ブルーレット」が市場に投入されると、小林氏の先見の明はズバリと的中。日本は高度経済成長期に突入してトイレの水洗化が急速に進み、それに伴ってブルーレットは急速に売上を伸ばして小林製薬の事業を支える中心的な製品にまで成長したのだ。

その後も、小林製薬では顧客の生活に密着し、ブルーレットの研究員が定期的に一般家庭を訪問してトイレの利用状況をチェックしながら、製品の改善に取り組むなど、徹底した性能へのこだわりと地道な努力により、利用者を増やし続けてきた。

今では発売されるブルーレットは13種類にもわたり、多様化する顧客のライフスタイルに対応し、手軽に利用できるトイレケア製品として人気を不動のものとしているのだ。

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