突然文庫本コーナーに起こった異変とは?

Death Note風の表紙
昨年話題を振りまいた集英社のナツイチ企画が今年もパワーアップして帰って来た!
最近文庫本のコーナーにちょっとした異変が起きているのにお気付きでしょうか?

漫画コミックと見間違えるような表紙の作品が何点も並んでいます。しかも『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦氏や『DEATH NOTE』の作画担当・小畑健氏など、若者に絶大な支持を受ける著名漫画家のものばかり。

これまでの文庫本と言えば、非常に堅いイメージの表紙を採用することが一般的でしたので、ある意味これらの書籍は書店の文庫本コーナーで異彩を放っています。この文庫本のイメージ一新を仕掛けたのは集英社。

ナツイチというスペシャル企画の一環で、昨年『人間失格』の表紙に『DEATH NOTE』の作画担当の小畑氏を起用して60年前の作品を大ヒットさせた企画が今年もスケールアップして開催されているのです。

製品にも寿命がある!“プロダクトライフサイクル”という考え方

通常、製品というものは人間と同じで寿命があります。この製品の寿命をマーケティングではプロダクトライフサイクルと呼んでいます。製品が市場に投入されて間もなくは、市場での認知度も低く、売上的にはあまり高いものは望めません。このようなプロダクトライフサイクルの初期段階は“導入期”と呼ばれています。

企業が製品のプロモーションに力を入れて、認知度を高めると急激に売上が上昇していきます。プロダクトライフサイクルで言えば、“成長期”に突入したことになります。多くの人が製品を手にするようになると、やがて市場が飽和して、売上のピークを迎えることになります。製品の“成熟期”が訪れるのです。

製品は売上のピークを迎えると、後は徐々に売上が低下していくことになります。この売上低下の加速度が増す時期は“衰退期”と呼ばれ、衰退期に突入すると売上、利益ともに低下していずれ製品はその寿命を終えることになります。
プロダクトライフサイクル
製品のライフサイクルは4つの特徴的な期間に分けられる。

昨年爆発的なヒットを記録した『人間失格』は、言わずと知れた太宰治の不朽の名作ですが、60年を経て衰退期に属している作品です。ということは、通常、プロダクトライフサイクル理論に基づけば売上は低迷期に突入しているはずですが、適切なマーケティング戦略を実行することにより、売上を向上させることに成功したというわけです。

果たして衰退期に売上を上げるマーケティング戦略とは一体どのようなものなのでしょうか?次ページで詳しく解説していきます。次ページへお進み下さい!