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冬は要注意!美白生活でビタミンDが不足する!?

紫外線と言えば、お肌にダメージを与えたり、活性酸素を発生させる「悪者」。美白のために紫外線を避けるのは常識になっていますが、そんな紫外線対策で将来腰が曲がるリスクがアップしてしまうかもしれません。

小浦 ゆきえ

執筆者:小浦 ゆきえ

ダイエット食品・サプリガイド

紫外線は悪者?

日差し

紫外線を避けるのは美容の常識ですが…

紫外線と言えば、一般的には、お肌にダメージを与えたり、活性酸素を発生させる「悪者」として知られていますね。女性では、「美しい白肌を目指して季節を問わず紫外線対策をしている」という人も珍しくないかもしれません。でも、実は、紫外線は健康のために大切な働きもしています。それは、ビタミンDの合成を助ける働きです。

ビタミンDの働きとして、最も有名なのは「骨を丈夫にする」ということです。ビタミンDは、小腸や腎臓で働き、カルシウムとリンの吸収を助けてくれます。それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨を作ることにつながるのです。
この他に、ビタミンDの投与によって冬期うつの症状に改善がみられたり、インフルエンザにかかりにくくなったというビタミンD補充の効果がわかってきました。また、体内のビタミンD濃度が十分な女性は子宮筋腫になりにくい、不足すると体外受精の成功率が下がるといった、「骨の健康」以外でのビタミンDに関する研究報告が相次ぎ、ここ数年注目を集めているビタミンなのです。

骨は美容と関係ないから…と思うかもしれません。たしかに、今すぐ美しさを左右するビタミンではありません。でも、将来、骨粗しょう症などによって背骨や腰が曲がってしまうなど、美しさが失われるリスクがアップしてしまうと考えると、今からしっかり考えておきたい栄養素です。また、体内のカルシウム量を調整する働きを持っているので、「イライラしやすい」など、カルシウム不足が疑われる状態の裏側に、本当はビタミンD不足が隠れているかもしれません。

冬場は特に要注意!

オフィス

オフィスワークが中心の人は特に注意!

ビタミンD不足の代表的な症状と言えば、子供に起こるくる病です。15年ほど前に母子手帳に「日光浴」の記載が無くなったことで、乳幼児を意識的に屋外に連れ出す母親が減り、ここ数年、くる病が話題に上るようになりました。

大人も、ワークスタイルが変化し、屋外での仕事が減ってきています。屋内でのデスクワークが増えたことで、男女問わず直射日光にあたる機会は少なくなって います。特に美容意識の高い女性では、屋外で過ごす機会が少ない+紫外線対策をしていることで、十分なビタミンDを合成できていない状況です。
大人の場合、目に見える形でビタミンD不足の症状が表れることはありませんが、骨軟化症や骨粗しょう症、不妊症など、気付いた時には回復が困難な(とても時間がかかる)状態になってしまいます。

紫外線量が少なく、寒さで屋外で過ごす時間が減る冬は、特にビタミンDが不足しやすい季節。意識して、ビタミンDを増やすことが大切です。ビタミンDを増やす方法は、日光を浴びて作る方法と、食事やサプリメントで補う方法があります。

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