あなたは周りに助けを求めるのが得意ですか? それとも苦手ですか?

困った!そのときあなたは?
それは、経験のあるリーダーほど、そして、影響力の大きいリーダーほど、実は「助けを求める」ことに抵抗がなく、また上手であるということです。
逆に、リーダーになりたての人や、いまひとつ影響力を発揮できないリーダーのほうが「助けを求める」ことが苦手だったり、抵抗を感じるようです。
おそらく、その差は「助けを求める」ということに対するイメージの違いにあります。助けを求めるのが苦手な人ほど、リーダーは完璧でなくてはいけないと思う傾向が強く、そのため、助けを求めるのは、自分の不完全さを露呈することだと思っているようです。そして、自分で抱え込んでしまうのです。
また、完璧であるために(つまり、助けを求めなくてもいいように)、自分の弱点を克服したり、足りない部分を補うことに意識がいってしまい、本来の力や強みを発揮できないという悪循環にも陥っていくのです。
一方、助けを求めるリーダーは、その意義やコツを心得ています。
リーダーとして助けを求めることの意義
彼らは、リーダーだからといって、完璧である必要はないことを知っています。そして、適切に助けを求めることで、相手の力を引き出し、活躍の場を提供します。同時に、彼ら自身は自分の強みに集中し、自分らしいリーダーシップを発揮しているのです。そうして、それぞれが強みを発揮して連携すれば、メンバーたちも満足感と自信を持って、よりイキイキと仕事に取り組むようになります。結果として、成果は自然と上がります。
上手に助けを求めることで、メンバーを活かし、チームも成長するということを彼らは知っているのです。
もちろん、ただ単に助けを求めるだけでは、そううまくはいきません。効果的に「助けを求める」には、コツが必要です。
次のページで、2つのコツを紹介!