人生の節々で逃げずに自己対峙することは必要なことです
成長する会社とは
このところ、Good Company(良い会社)とは何か?など、盛んに議論されていますが、間違いないことは大きく成長している会社は人を大切にする会社であり、人を部品のようにみている会社は成長できないという事実です。自分の思っていること(理想的なイメージ)を左手、実際にしていることを右手として、パーンと叩くことができる状態は満足した状態であり、それがずれて叩くことができない状態は不満足な状態です。そのズレが大きい程、ストレスとなり、メンタル不全に陥ってしまうものです。
結局のところ、先のピラミッドの土台部分である理念やビジョンが重要で、青木氏はキリスト教の精神でもある愛を土台にした生き方を提唱しています。人生の目的と目標を設定し、日々を悔いなく生きることができるかどうかです。
今こそ、セルフカウンセリングをしてみよう!
人生理念を確認するための代表的な問いかけです。・私は何を求めて生きているのか?
・私にとって一番大切なものは何か?
・私が本当に求めているものは何か?
・そのために、今、何をしているか?
・その行動は、私の求めているものを手に入れるのに効果的なのか?
上記の問いの私部分を、家族(妻や子供など)、社員、顧客、社会というように代入していくと人生理念を明確化できるとのこと。更に、近江商人の三方よし(売り手、買い手、世間)という視点は新規事業を考える上で重要な視点です。
すぐできることとして、会社でも早起き習慣を実践し、PLAN→DO→CHECKのサイクルを迅速に廻していく仕組みを作ることです。理念によるリーダーシップを目指すのならば、特に中小企業の場合、朝会での企業理念の唱和や一人ひとりの毎日の行動発表と軌道修正を企図したフィードバックは有効でしょう。
ヨーロッパの三大心理学者の一人、フランクルの著書「夜と霧」で、ユダヤ人であるが故に収容所に入れられたフランクルが生きるかどうかの選択に迫られるという極限状況の中、人生の「意味・目的」を見出すことの重要性を挙げていました。ガイドの私も大学生の頃でしょうか、読んで感動したものですが、こういう機会に自己対峙する必要性をひしひしと感じた次第です。