牧歌的な背景と果樹園が美しいハダンゲルフィヨルド

ハダンゲルフィヨルド

広がるリンゴやスモモの果樹園が美しいハダンゲルフィヨルド Photo: Asaki Abumi

北欧ノルウェーの観光ハイライトといえばフィヨルド。その中でも絶景とされる「5大フィヨルド」のひとつ「ハダンゲルフィヨルド」は、牧歌的な風景と春に咲き乱れる果樹園が見どころです。いくつもの小さなフィヨルドの支流によってできた本流ハダンゲルフィヨルドは全長179キロメートルになり、ソグネフィヨルドに次いでノルウェーで2番目に長いフィヨルドとなります。夏~秋になるとリンゴやスモモなどの果実が実をつけ、その美しさは「最も女性的なフィヨルド」と形容されるほど。氷河が山頂に残る緩やかな山々、青いフィヨルドの水面に反射した町並み、丘の上から眺める果樹園など、圧倒されるほど美しい背景は旅人の疲れた心と体を癒してくれることでしょう。

周辺には小さな村々が点在し、ヨーロッパ最大のヴォーリングフォッセン滝などの自然観光スポットがあります。特に「人生で1度は訪れておきたい絶景スポット」とも話題の岩場「トロルの舌」は登山好きの旅人におすすめ! この土地のなによりの良さは、時間が止まったかのような、ゆったりとした自然。旅行プランはぎっちりと詰め込まずに、リラックスしたのんびり旅がおすすめです。

ベストシーズンとアクセス

トロルの舌

ノルウェーの絶景の岩場「トロルの舌」 Photo: Asaki Abumi

ハダンゲルフィヨルド観光の観光シーズンは5~9月。特に果樹園の木々が花を咲かせる5月、果実の秋がおすすめです。8月後半頃から旅行者が減り始め、一部ではリーズナブルな価格で旅行ができます。

ベルゲンからはバスでノールハイムスン村まで約95分、首都オスロからは列車とバスを乗りついで景観を楽しみながら約7~8時間でウルヴィーク村にたどり着きます。バス、列車、フェリーなどの公共交通機関を利用しながらの移動が可能で、チケットは自分でも購入できますが、時間と手間を省くためにも旅行者向けの周遊チケット「ノルウェー・イン・ア・ナットシェル」が便利。このチケットに、宿泊施設、観光アクティビティ、お得なベルゲンカードオスロパスをセットにして購入できるウェブサイト「フィヨルドツアーズ(Fjord Tours)」を利用してみてはいかがでしょう。詳しいツアー内容と価格帯は「Hardangerfjord in a nutshell」にて。

ハダンゲルフィヨルドのおすすめのお土産と特産物

フィヨルドのお土産

左からローズマリング、リンゴケーキ、ハーダンガ-刺繍 Photo: Asaki Abumi

ハダンゲルフィヨルド地帯といえば果樹園で採れた果実を使用した、リンゴジュースや林檎酒、リンゴケーキがおすすめ。レストランなどではぜひ注文してみてはいかがでしょう。通りの出店でも新鮮な果実を販売しています。雑貨のお土産といえば、「ハダンゲル刺繍」(ハーダンガー刺繍)。刺繍はオスロのヴィンテージショップや蚤の市で購入できますが、ハダンゲルフィヨルド地帯ではホテルやお土産ショップでも目にします。映画『アナと雪の女王』の衣装デザインのモデルともされている、花柄が特徴的なローズマリングの生活雑貨も人気があります。

旅行者でも現地で刺繍レッスンを受講できます!

ハーダンガー刺繍

世界的にも有名なノルウェーの民族刺繍 Photo:Asaki Abumi

詳しくは、別記事にて。
「ノルウェーのフィヨルド旅、可愛いウトネ村」
「ノルウェーデザインを伝えるハダンゲル民族博物館」
「ノルウェーのフィヨルド旅、ハーダンガー刺繍を作ろう」

次のページでは、ガイド本人の体験談も加えながら、ハダンゲルフィヨルドのモデルコースを紹介します。あくまでプランの一例となりますが、写真を見ながらプチ旅気分で参考にしてみてください。