第6位 話しやすい・相談しやすい雰囲気である
安心して話をさせる場をつくり出すために、次のようなことをぜひ意識してみてください。話を聞くときの顔つき、目つきと姿勢
相手の話を聞くとき、自分がどんな顔つきや姿勢になっているか知っていますか? 真剣に聞けば聞くほど、顔つきや目つきは鋭くなりがちなことに注意が必要です。また、忙しいときほど、腕組みやよそ見、ながら聞きにも気をつけましょう。
適度な頷きや相づち
反応がないと、「ちゃんと伝わっているかな?」「反対なのかな?」と、話し手は不安になります。
間を意識する
間があることで、「実は…」「もう一つ…」と言った本音や重要な情報が出てくることがあります。
この項目は、他の6項目とも大きく関わっています。他の項目に取り組むことで、「話しやすい」「相談しやすい」雰囲気をつくり出すことにもつながるでしょう。
第5位 部下をやる気にさせる提案や要望をしている
あなた自身が今まで上司からされた提案や要望を思い出してみてください。その中には、やる気を引き出したものもあれば、逆にやる気を奪ったり、反発を覚えるものもあったのではないでしょうか?
たとえば、相手の主体性を尊重し、成長や成功を支援するコーチングでは、次のようなポイントを大切にします。
上司側、会社側の都合ではなく、相手の成長や成功のために行う
人は自分の思考や行動に枠を設けてしまいがちです。提案や要望はその枠の外に相手を連れ出し、新しい可能性を引き出し、相手に新しい視点を提供し、相手の行動をサポートするために行ないます。
押しつけない
提案する前には、「提案が必要か」を聞き、「提案してもいいか」の許可をとります。そして、提案内容を採用するかどうかの選択は相手に委ねます。(人は自分で選ぶことで責任とやる気が生まれます)
また、要望した内容が拒絶されたり、断られることもあるという前提を持ちましょう。押しつけてもよい結果は生まれません。この前提がないと要望ではなく、指示になっていまいます。
第4位 部下の価値観を理解している
- 仕事に何を求めるのか?
- どうしてこの会社を選んだのか?
- どんな時にやる気になるのか?
- 何がストレスになるのか?
- 人生で何を成し遂げたいと思っているのか?
普段から部下の価値観にアンテナを立てるとともに、上記のような質問について、面談で直接扱うのも有効でしょう。
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