残り2ヶ月の過ごし方にはコツがいる!
最優先は"心と体を整える"こと

小学校受験まで残り2ヶ月ほどとなってきました。保護者の皆さんも不安や焦りの中で日々受験に向けて過ごされていることと思います。今回は、私のお勧めする受験直前期の過ごし方についてお伝えします。

メンタル面への気遣いも大切

メンタル面への気遣いも大切

小学校受験は、中学校(高校•大学)受験よりも子供にかかるプレッシャーが大きく、そのため、当日の子供の心と体の状況によって結果が大きく変わってきます。受験当日子供が本来持っている力を100%出し切れるようにするために、残り数ヶ月は「心を整える=自信を付けさせる」「体を整える=体調管理や体力作り」を最優先にしましょう。


心の整え方:苦手分野3割&得意分野7割でOK

子供にペーパー試験に向けた勉強をさせる時に、苦手な分野を中心に勉強をさせようと考える方が多いと思います。しかし、「心を整える」という視点から考えると、入試直前期に苦手分野ばかり取り組むのは、あまりお勧め出来ません。

子供は、苦手な分野にばかり取り組むとモチベーションが下がり、また「自分は出来ない子なんだ」と自信を失ってしまいます。その自信を失った状態で受験当日を迎えると、緊張で頭が真っ白になり、普段はできる問題も解けなくなる可能性が考えられます。「心を整える」ためには、「苦手分野3割&得意分野7割」くらいの割合で取り組むのが理想だと思います。

また、取り組む順序にも気を配れると良いでしょう。その日の勉強の最後を、得意分野で締めくくると自信が高まった状態で一日を終える事が出来ます。頑張りを褒めてあげることも忘れずに。

得意分野にばかり取り組むと、合格レベルに達するのか不安に思われる方もいらっしゃると思います。しかし、ペーパー試験の点数をこの直前期に上げるためには、中々正答率が上がらない苦手分野を克服するよりも、今出来る分野をより正確に、制限時間内に解けるようになることを優先すべきです。

これまでも時間をかけて苦手分野には取り組んでこられているでしょうから、これ以上時間をかけても急に出来るよう保証はありません。また、ペーパー試験は100点を取る必要はなく、合格ラインに達せればそれで良い訳ですから、苦手分野が「3問出たらそのうち1問解ければ良いかな!」くらいの気持ちで、子供の勉強を見守ってください。

心の整え方:ネガティブワードを発しない

次の「心の整え方」のポイントは、「ネガティブワード」を発しないということです。

「このままじゃ合格出来ないわよ!」
「やる気あるの!」
「なんでこんな問題もできないの!」
「何回もやっているのに、どうして出来ないかなー」

といったモチベーションを下げ、自信を失わせるような声かけは、特にこの直前期はNGです。

それよりも、たとえ言いたい事があっても、ぐっとこらえ、

「難しい問題も1問出来たね!成長したね!」
「いつも通りやれれば、合格出来るからね!」
「この問題は難しいよね。もう少し練習すれば絶対出来るようになるから大丈夫だよ!」

といったポジティブワードを使って子供に自信をつけさせるようにしましょう。

また、保護者の皆さんも受験に向け心配がつきないとは思いますが、子供の前ではネガティブワードだけでなく、不安な表情や行動を極力避けるようにしましょう。子供はお父さんお母さんの不安な気持ちを敏感に察知します。

体を整える:試験当日から逆算した体調管理をする

「心を整える」のと同じくらい大切なのが、「体を整える」ことです。風邪を引かないよう手洗いうがい等をしっかりさせたり、栄養バランスのとれた食事にいつも以上に気を使ったりすることは最低限すべきことでしょう。受験を乗り切る体力作りやストレス発散のために、日々体を動かす機会を作ることも大切です。

また、試験当日の起床時間や朝食の時間等も予め決めておき、その時間に合わせて残りの期間を過ごすと良いでしょう。集中力のピークを試験時に持っていくためには、試験開始時間の3時間前には起き、朝食は開始時間の2時間前までには取っておくことをお勧めします(早すぎるのも良くないです)。

心と体を整える:入試本番の予行練習をする

最後にご紹介する「心と体を整える」方法は、入試当日の予行練習をすることです。「曜日・起床時間・出発時間・集合時間・交通手段・服装・持ち物」等を出来る限り入試本番と同じ条件にして、実際に会場まで行ってみましょう。これを体験しておくだけでも子供の緊張をほぐす事が出来ます。保護者の方も当日の朝に多少余裕を持つことが出来るのではないでしょうか。

楽しみながらいつも通りに過ごしましょう

今回は、小学校受験直前期の過ごし方をご紹介しました。入試本番まで不安が尽きないとは思いますが、お子さんも保護者の方も今まで全力で取り組まれてきたと思います。ご自身もお子さんのことも信じて、残りの期間を楽しみながら過ごしていきましょう。


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