良著との出会いは人生の師との出会いに勝るとも劣らない
そういう人からたまに、褒めてもらえると嬉しいものでモチベーションも上がります。部下の顔色を見ながら、嫌われないようにする上司には残念ながら記憶に残るような人はいないものです。このような環境下では大きな成長は見込めないでしょう。
基本は厳しく、本当の意味の優しさを持っている人。古森氏はチャンドラーの言葉の象徴的な人物に映ります。
読書の重要性
「一冊の良書は、一人の優れた師と出会ったに値する。」と書かれています。本を読んで実践をし、実践からまた学ぶ。実践で「こういうことかな」と考えたことを、また本によって「やっぱりそうだったか」と確認することが重要であると言っています。自分を高めるためには「頭」だけでなく「心」を磨くこと、「知識」だけでなく「思考力」や「感受性」を鍛えることが大事であると述べています。心のありようや持ち方を変える気づきを与えるのが読書であるということです。
現代に生きる人との出会いと同様、過去に生きた人が書かれた本との出会いも同様に、大切にされてはいかがでしょう?自己変革をリードする方法の一つに古典的名著を中心に本を読むことをおすすめします。
自分の敵は自分自身
サッカー日本代表の本田選手が、テレビで「強さって何ですか?」という質問を受けたとき、「自分に克つことかな」と答えたそうです。勝つとは他者(敵)を意識しての言葉ですが、克つとは己(の諦める心)に打ち勝つことです。自己変革をリードするには、ビジョン・方向性、到達目標への強い想いと達成するまで実行する意志力と継続力が何よりも大切なことと言えるでしょう。
参考図書:
君は、どう生きるのか(古森 重隆著 2014年 三笠書房)