ドイツ/ハンブルクと北ドイツ

ブレーメン観光スポット!音楽隊が有名なドイツのおすすめ旅行地

音楽隊も憧れた自由の都ブレーメンは、彼らが夢見たとおりの素敵な街で見どころもいっぱい。ドイツ旅行で訪れたら見ておきたい世界遺産の建造物から可愛すぎるメルヘン地区や郊外の見どころまで、ブレーメンの必見観光スポットをご紹介します。

坪井 由美子

執筆者:坪井 由美子

ドイツガイド

ブレーメンの必見観光スポット!世界遺産からメルヘンの世界まで

ブレーメンの必見観光スポット!世界遺産からメルヘンの世界まで

ブレーメンは見どころがもりだくさん。写真は世界遺産の市庁舎ほか歴史的建造物が集まるマルクト広場

「ブレーメンの音楽隊」で世界中にその名を知られるブレーメンは、4匹の動物たちが夢見たとおり魅力あふれる街で見どころがもりだくさん。ここでは観光のメインとなる旧市街を中心に世界遺産の建造物や「可愛い」がつまった小路など、行っておきたい見ておきたい必見スポットをご紹介します。
 

こちらの記事も参考にどうぞ>>>ブレーメンのお土産・ショッピング
 

ブレーメン観光スポット1:世界遺産の市庁舎とローランド像

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市庁舎は外から見ても豪華だけれど中もすごい!ガイドツアーでじっくり細部まで鑑賞するのがおすすめ。

旧市街の中心マルクト広場で真っ先に目に飛び込んでくるのが壮麗な市庁舎。ゴシック様式とこの地方独特のヴェーザールネッサンス様式が調和した、ドイツでは最も重要な建築物のひとつと言われています。市庁舎は内部の装飾が見事なので、ガイドツアーでじっくり鑑賞するのがおすすめ。市庁舎の隣に建つローランド像はブレーメンの自由と市民権の象徴で、市庁舎とともに世界遺産に登録されています。

詳細記事>>>ブレーメンの世界遺産、市庁舎とローランド像

<DATA>
Rathaus
住所:Marktpl.
アクセス:ブレーメン中央駅から徒歩10分
ガイドツアー:料金5ユーロ 月~土 11:00/12:00/15:00/16:00 日 11:00/12:00
 

ブレーメン観光スポット2:市庁舎地下のレストラン、ラーツケラー

ratskeller

市庁舎の地下にある有名レストラン。ワインを試飲できるガイドツアーもおすすめ。

ドイツにはいろんな街の市庁舎に「ラーツケラー(市庁舎の地下レストラン)」と呼ばれるレストランが併設されていますが、ブレーメンのラーツケラーは1405年創業という歴史と膨大なワインが眠っていることで有名。ワインセラーの試飲付きガイドツアーも人気です。

詳細記事>>>1200種のワインあり!ブレーメンの市庁舎レストラン

<DATA>
Bremer Ratskeller
住所:Marktpl.
営業時間:11:00~24:00 無休
 

ブレーメン観光スポット3:ブレーメンの音楽隊の銅像

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ひかえめに建つブレーメンの音楽隊像。ロバの足だけピカピカ。

ブレーメンで一番の人気者「ブレーメンの音楽隊」の銅像は、意外に目立たない場所にあるので見逃さないようにしましょう。マルクト広場から市庁舎を見て左側の壁際に、童話のなかで泥棒を退治した時のお馴染みのポーズ(下からロバ、犬、猫、鶏)でひっそりとたたずむ4匹。ロバの足を触りながら願い事をすると叶うという言い伝えのおかげで、ロバの足だけが金色に輝いています。

 

ブレーメン観光スポット4:中世を再現したベトヒャー通り

bottcher2

レンガ造りのベトヒャー通りはまさに中世の世界。短い通りのなかに見どころがいっぱい

コーヒー商人として成功したロゼリウスが中世の街並みを再現しようと私財を投じて一流建築家たちに造らせたベトヒャー通り(Böttcherstr.)は、「秘密のメインストリート」ともいわれる一番人気のストリート。わずか100mあまりのレンガの小路に美術館やガラス細工の工房、レストランやカフェなどが並び重要な建築物が集まることでも注目のスポットです。

詳細記事>>>中世の街を再現したベトヒャー通り/ブレーメン

アクセス:マルクト広場から南西へ徒歩1分
 

ブレーメン観光スポット5:仕掛け時計グロッケンシュピール

glocken

時間になると時計横の壁が動き出し、大洋横断者を描いた板絵がくるくると現れる仕掛け

ベトヒャー通りでひときわ観光客から熱い視線を集めているのが、通りの中ほどにある仕掛け時計のGlockenspiel。屋根と屋根の間に掛かる30個のマイセン磁器の鐘の音に合わせて、大航海時代をテーマにした板絵が回りながら現れます。仕掛け時計は12:00~18:00の毎時おきに動き出します。
 

ブレーメン観光スポット6:ハウスアトランティス(ベトヒャー通り)

atlantis

注目建築が集まるベトヒャー通りのなかでも重要な作品アトランティス。現在はイベント会場として使用されることも

ベトヒャー通りにある建築の中でも最も重要な作品のひとつと言われる、アールデコ様式の建物Haus Atlantis。らせん階段を上りきったところにあらわれる「天国の間」は、青と白のガラス天井が息をのむほどの美しさです。現在は隣接するホテル「Radisson Blu」所有のため見学する際はホテル受付で確認を。

詳細記事>>>最高の立地!ブレーメンのおすすめホテル、ラディソン
 

ブレーメン観光スポット7:飴屋「ボンボン・マヌファクトゥア」

ボンボンマニファクトゥア

ブレーメンの音楽隊と可愛いキャンディに出会えるメルヘンな中庭

ベトヒャー通りの中ほどにある中庭Handwerkerhofはまさにメルヘンの世界。レンガ造りの建物に囲まれた小さな泉のまわりには、ブレーメンに伝わる「7人の怠け者」たちのレリーフが。水道管の上ではブレーメンの音楽隊が行進しています。そしてその背景となっている可愛いキャンディショップが「ボンボン・マヌファクトゥア」。100種ものオリジナルレシピと可愛いパッケージがお土産に人気です。

詳細記事>>>観光客に大人気!可愛すぎるキャンディ/ブレーメン
 

ブレーメン観光スポット8:絵本のようなシュノーア地区

schnoor

石畳の小路が迷路のように入り組むシュノーア地区。どこを通っても次々と可愛い空間が現れます

ベトヒャー通りと並んでおすすめの一角が、「可愛い」がいっぱいつまったシュノーア地区(Schnoorviertel)。迷路のように入り組んだ石畳の路地に小さな木組みの家や職人さんたちのアトリエ、ギャラリー、ショップやカフェなどが点在していてまるで絵本の世界に迷い込んだかのよう。路地を歩いていると次々と素敵な一角が現れて、女子でなくても思わず「かわいい~」とつぶやいてしまうはず。

詳細記事>>>ブレーメンの可愛すぎる一画、シュノーア地区

アクセス:マルクト広場から徒歩5分
 

ブレーメン観光スポット9:ドイツの定番チョコレート「ハシェ」本店

ハシェ

建物も必見の老舗チョコレートメーカー「ハシェ」本店

ブレーメンのお土産に欠かせない定番といえば「ハシェ(Hachez)」のチョコレート。カカオ豆の焙煎から一貫して自社で行い、今も創業当時の製法で丁寧に作られるチョコレートは香り高くなめらか。歴史的建造物「ドイチェス・ハウス」の中にある1890年創業の本店は観光スポットとしても必見です。

詳細記事>>>ブレーメン土産の定番といえばHachezのチョコレート
 

ブレーメン観光スポット10:もうひとつの街、ブレーマーハーフェン

bremerhaven

ブレーメン近郊のブレーマーハーフェンは海に関する施設が充実。海辺の街ならではの開放感が魅力

ブレーメンと一緒にドイツ最小の州(ブレーメン州)を構成するもうひとつの都市が、ブレーメンの北西約60kmの北海に面した港町ブレーマーハーフェン。北極熊やアザラシなど海の動物たちに会える「海の動物園(Zoo am Meer)」や世界の気候を体験できる「クリマハウス(Klimahaus)」、19世紀後半から20世紀にかけてこの港から新世界へ向けて旅立った人たちの軌跡をたどる「ドイツ移民センター(Deutsches Auswandererhaus)」など興味深い博物館が集まっています。

詳細記事>>>ブレーメン近郊の港町、ブレーマーハーフェンの観光

■ブレーマーハーフェンへのアクセス
ブレーメン中央駅からブレーマーハーフェン中央駅まで快速REで約30分

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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