「ドイツはソーセージの国」はほんと!?

ドイツのソーセージ おすすめの種類と特徴

ドイツのソーセージは感動の美味しさ!写真はニュルンベルクのソーセージ

ドイツ料理といえばソーセージ、 というイメージを多くの人が持っていることと思います。実のところドイツにはソーセージ以外にも美味しいものがたくさんあるのですが、ソーセージの本場で驚くほど美味しい、ということは間違いありません。ガイドは初めてドイツのソーセージを食べた時、ソーセージってこんなに美味しいものだったんだ~! としみじみと感動しました。

ドイツのソーセージ作りには長い歴史があり、地方によって製法や形も様々。ドイツへ来られるみなさんにぜひとも美味しいソーセージを味わっていただきたく、ここでドイツのソーセージについてまとめてみました。いろんな街で、いろんなお店で、味わい深いソーセージと出会えますように!

 
   

ドイツのソーセージの種類

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北部ドイツの冬のソーセージ料理「ピンケル入りグリュンコール」はボリューム満点

ドイツにはなんと1500種以上ものソーセージがあるといわれ、素材や味、大きさなど多種多様。作り方でみても、加熱ソーセージ Brühwurst(フランクフルター、ビアヴルストなど)、非加熱ソーセージ Rohwurst(メットヴルスト、サラミなど)、煮ソーセージ Kochwurst(レバーヴルスト、ブルートヴルストなど)……とじつに様々です。

ドイツは地方ごとのご当地ソーセージが豊富なので、美味しいソーセージを食べ歩く「ソーセージの旅」もいいですね。冬期にはピンケルと呼ばれる穀物とラード入りのソーセージと、冬野菜のグリュンコールを煮たGrünkohl mit Pinkelというボリューム満点の料理がおすすめ。北部ドイツではクリスマスマーケットにも登場します。
 

ドイツの美味しいソーセージはどこで食べられる?

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ドイツではいろんな場所でソーセージに出会える。マーケットの屋台の焼ソーセージも美味しい

屋台やインビス(軽食屋)で
手軽に食べられるソーセージはドイツで一番人気のファストフード。駅の構内や市場、クリスマスマーケットなど街のあちこちにソーセージのスタンドがあって、じゅうじゅう焼かれたソーセージが香ばしい匂いを漂わせています。ブレートヒェン(Brötchen)と呼ばれる小型のパンに挟んでマスタードをたっぷり付けてがぶりといきましょう。老若男女が立ち食いをしている光景はドイツ名物。お行儀悪い、なんて言う人はいませんから大いに食べ歩きを楽しんでくださいね。

レストランやビアホールで
立ち食いはちょっと……という人やレストランでゆっくりソーセージを堪能したいという時は、ドイツ料理や郷土料理のお店へどうぞ。たいていのお店でその土地のソーセージをメニューに載せています。なかでもおすすめなのがブラウハウス(ビール醸造所)に併設されたレストラン。これぞドイツ! といった賑やかな雰囲気のなか、作りたての地ビールと一緒にいただくソーセージは格別の味です。

お肉屋さんで
ドイツではお肉屋さんにも注目してみてください。マイスター試験に合格し、自分でソーセージやハムを作る技術を持っている人だけがなれるというドイツのお肉屋さんのショーケースは、美味しいソーセージの宝庫です。何十種類というソーセージがずらりと並ぶ様は圧巻! イートインコーナーを設けているお店もありますし、そのまま食べられるドライソーセージやアウフシュニット(スライスされたハム型のソーセージ)も豊富なので、色々とテイクアウトして美味しいパンやワインとともにホテルでプチパーティというのもいいですね。

それでは、バラエティ豊富なドイツのソーセージのなかから、とくにおすすめの美味しいソーセージをご紹介します。
 

フランクフルター Frankfurter Würst

フランクフルター

日本でもおなじみのソーセージ、フランクフルターはフランクフルトが発祥。

日本ではフランクフルトとしておなじみのフランクフルターソーセージは、その名の通りフランクフルト発祥。19世紀初期にオーストリア人の職人がウィーンに伝え、ウィンナー(Wiener)として世界に広まったことから、ドイツではヴィーナ―と呼ばれることもあります。原産地名称保護制度により、フランクフルターを正式に名乗れるのはフランクフルトで作られた20cm以上のソーセージのみ。軽く塩ゆでして食べられます。
 

テューリンガー Thüringer Rostbratwurst

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大きくて食べごたえのあるテューリンガーはテューリンゲン地方が発祥。写真はワイマールの広場にて

ドイツの焼きソーセージの定番といえば、にんにくとハーブを練りこんだテューリンガー。名前のとおりテューリンゲン地方(ドイツ中東部)が発祥です。今ではドイツ中で愛されているソーセージですが、正式にテューリンガーと名乗れるのは生産地や原料など細かい規定をクリアしたもののみで、炭火でグリルするのが正統派とされています。街角でよく見かける屋台の焼きソーセージはこのテューリンガー、もしくはテューリンゲン風ソーセージを使っていることが多いので、旅行者が出会う確率の高いソーセージかもしれません。
 

ニュルンベルガー Nürnberger Rostbratwurst

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旨みと香りが凝縮された小さなソーセージ、ニュルンベルガ―。テイクアウト用はパンに3本サンドされます

ニュルンベルク名物の小さなサイズの焼きソーセージ。ハーブやスパイスの香りと、ぎゅっと凝縮されたような旨みがたまりません。地名を名前に冠したフランクフルターやテューリンガーと同じく、こちらも原産地名称保護制度で認められたものだけがニュルンベルガーと名乗ることができます。ニュルンベルクの専門店では、伝統的にブナの木で焼かれたソーセージをポテトサラダや西洋わさび(Meerrettich)とともにいただくのが定番。テイクアウト用のサンドイッチには、ソーセージが3本挟まれています。

ニュルンベルガーの美味しい情報はこちら
>>>旨みと香りたっぷり!ニュルンベルクソーセージの名店
>>>世界一有名なニュルンベルクのクリスマスマーケット
 

ヴァイスヴルスト Weißwurst

weisswurst

白ソーセージにプレッツェル、ヴァイスビアのセットはバイエルンの定番。朝から乾杯!

ミュンヘン名物のヴァイスヴルストはドイツ語で白いソーセージという名前のとおり色白でずんぐりした形が特徴で、食感ははんぺんのようにふわふわ。お湯で温められたソーセージの皮をむいて甘いマスタードをつけていただきます。ミュンヘンはじめバイエルン地方ではヴァイスヴルストにはヴァイスビア(小麦の白ビール)とプレッツェルのセットがお約束。鮮度が命のこのソーセージは午前中に食べるのが良いとされ、「ヴァイスヴルストに教会の12時の鐘を聞かせるな」ということわざもあります。

ヴァイスヴルストの美味しいお店はこちら>>>世界一有名なビアホール、ホフブロイハウスミュンヘン
 

国民的人気のファストフード、カリーヴルスト Currywurst

カリーヴルスト

ソーセージにケチャップとカレー粉がかかったカリーヴルスト。濃厚な甘辛味が癖になる美味しさ。

ドイツのソーセージ料理で一番の人気者といえば、カリーヴルスト(カレーソーセージ)。焼きソーセージにケチャップとカレー粉をかけたシンプルな料理ですが、これがなんとも癖になる美味しさなんです。ソーセージを特注したりオリジナルのソースを作ったりとこだわりをもつお店もあります。発祥はハンブルクやルール地方など諸説ありますがベルリン名物とされており、実際にベルリンにはたくさんのカリーヴルスト屋があって2006年にはカリーヴルスト博物館までできました。インビスやスタンドでささっと立ち食いというのが一般的なスタイルですが、最近はドイツ各地でお洒落なカフェ風のカリーヴルスト専門店が増えています。

カリーヴルストの美味しいお店はこちら>>>
本場ドイツで人気の最強ソーセージはカレー味!?
グルメなカレーソーセージ専門店/デュッセルドルフ
 

薄切りソーセージ、アウフシュニット Aufschnitt

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パンに乗せて食べる薄切りソーセージ。香辛料やナッツ入り、レバーに煮こごり風までバリエーションは無限大

ソーセージというと細長い形を想像してしまいますが、ハムやサラミのように薄くスライスして食べる大型のソーセージもあり、ドイツでは総称して「アウフシュニット」と呼ばれています。お肉屋さんのショーケースには、ビアヴルスト(ちょっとスパイシーでビールに合う)、レバーヴルスト(レバーのソーセージ)、ブルートヴルスト(血のソーセージ。マスタードを付けると◎)ほか驚くほどたくさんのアウフシュニットがずらりと並んで圧巻。一枚から購入できるのでパンに挟んでサンドイッチにしてもいいですし、あれこれ選んで食べ比べるのも楽しいですよ。ホテルの朝食ビュッフェではたいてい数種類のアウフシュニットが用意されているので見つけたらぜひ試してみてくださいね。

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