体験型の観光スポットが集まる港町、ブレーマーハーフェン

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海辺の街らしい開放感が魅力のブレーマーハーフェン。港沿いの「ハーフェンヴェルテン」には海に関する体験型施設が集まる

ドイツ北部、メルヘン街道の終着地として知られるブレーメンから約50km、北海に注ぐウェーザー川の河口にある港町、ブレーマーハーフェン。街の名前は「ブレーメンの港」という意味で、ブレーメンとブレーマーハーフェンは、ふたつの市でひとつの州(ブレーメン州)を構成しています。

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風力発電専用のターミナルもある

ブレーマーハーフェンはドイツ有数の貿易港として知られるほか、近年は風力発電の開発拠点として世界中から注目を集めています。また、19世紀から20世紀にかけては大勢の移民がアメリカ大陸へ旅立った玄関口でもあり、その歴史をたどる博物館「ドイツ移民ハウス」が数年前にオープンし高い評価を受けています。

 

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ハーフェンヴェルテンの中心、クリーマハウス

港を中心としたエリアでは数年にわたって再開発が行われ、2009年に「ハーフェンヴェルテンHavenwelten(港ワールド)」が完成。ハーフェンヴェルテンには、「ドイツ移民ハウス」のほか、世界の気候を体験できる「クリーマハウス」や本物の潜水艦の中に入れる「ドイツ船舶博物館」、「海の動物園」などの観光スポットやホテル、レストランなどが集まり、たくさんのビジターを集めています。

夏期は海辺の保養地として賑やかなブレーマーハーフェンですが、シーズンオフ中は静かでのんびりした雰囲気。ブレーメンからちょっと足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょうか。

ブレーマーハーフェンへのアクセス

ブレーメン中央駅からブレーマーハーフェン中央駅までRE快速電車で約30分。中央駅から見どころが集まるハーフェンヴェルテンまでは徒歩約15分、またはバス502/505/506/508/509でHavenwelten下車。

ドイツ移民ハウス(ドイツ移民博物館)

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ブレーマーハーフェンから旅立った移民の歴史を追体験できる「Auswandererhaus」。リアルに再現された港から乗船します

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狭い客室内の様子

ドイツでは、19世紀の半ばから20世紀にかけて、数百万人もの人々が新大陸へ(多くはアメリカへ)旅立ちました。ドイツの主要な玄関口の1つだったブレーマーハーフェンに、その歴史をたどる体験型ミュージアム「ドイチェス・アウスワンダラーハウス(Deutsches Auswandererhaus)」が2005年にオープン。「ヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー2007」ほか数々の賞を受賞するなど注目を集めています。

 

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渡航者のデータが集められた移民データバンク

この博物館では、入場券がそのまま乗船券となっていて、自分も移民の1人となって港から船に乗り込み、息苦しい船旅やアメリカでの入国審査などを追体験できるしかけになっています。また、渡航者の膨大なデータが集められた移民データバンクも見どころの1つ。ドイツ人だけでなく東欧やユダヤ人のデータも収められていて、ここに家族のルーツを探しに訪れる人もいるそうです。

その昔、日本から新大陸へ渡った人々も、同じように、たくさんの不安と希望を抱いて新天地を目指したのでしょうか……当時の人々の苦労は想像を絶するものだったと思いますが、この博物館では自分が乗客の1人となることで、遠い歴史のなかの知らない人々がぐっと身近な存在に感じられました。

Deutsches Auswandererhaus
住所:Columbusstrasse 65 27568 Bremerhaven
TEL:0471-90220-0
営業時間:3~10月10:00~18:00 11~2月10:00~17:00
入場料:大人12.6ユーロ
アクセス:ブレーマーハーフェン中央駅から徒歩15分、またはバス502/505/506/508/509でHavenwelten下車

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