ドイツ最古のバウムクーヘンに会いに、ザルツヴェーデルへ!

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バウムクーヘン発祥の町ザルツヴェーデルで最古のレシピを守り直火で焼かれるバウムクーヘン

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バウムクーヘンの町へようこそ!

ドイツ銘菓として有名なバウムクーヘン。発祥については諸説ありますが、1807年に北部ザクセン=アンハルト州の町、ザルツヴェーデル(Salzwedel)で最初のバウムクーヘンが焼かれたという記録が残っています。

ザルツヴェーデルはドイツ人に聞いても「どこそれ?」といわれることが多い旧東ドイツの小さな町なのですが、じつは知る人ぞ知る「バウムクーヘンの町」。あちこちにバウムクーヘンを売るコンディトライ(お菓子屋さん)があって、今も昔のレシピどおりに直火で焼かれるバウムクーヘン作りを見学したり食べたりできるという、お菓子好きにはたまらない町なのです。

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古い建物が残るかわいい町

有名な観光名所こそありませんが、ザルツヴェーデルの町には古いレンガ造りや木組みの家がたくさん残っていて情緒たっぷり。のんびりお散歩しながらバウムクーヘンの波乱万丈の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ここでは、ザルツヴェーデルを代表する3つのバウムクーヘン工房をご紹介します。

 

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ドイツのバウムクーヘン

ザルツヴェーデルへのアクセス

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フンデルトヴァッサーが手掛けたUelzen駅

ハンブルク中央駅からザルツヴェーデル駅まで特急ICで約1時間半。Uelzen駅で乗り換える場合が多いです。ちなみにUelzen駅舎は芸術家フンデルトヴァッサー(Hundertwasser)が手掛けたことでも有名。自然と共生する建築を目指した奇才のユニークな世界観が堪能できます。
ベルリン中央駅から行く場合はStendal駅で乗り換えて約1時間40分。
ザルツヴェーデル駅から町の中心までは徒歩約15分。

 


「最初のバウムクーヘン工場」でバウムクーヘン作りを見学しよう!

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最古のバウムクーヘンレシピで作られるバウムクーヘン。自然の木のようなでこぼこした形が素敵

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団体客も訪れる人気店

ドイツ最古のバウムクーヘンのレシピは、1807年にヨハン・シェルニコウ氏によって書かれたものと伝えられています。このレシピはその後の激動の歴史のなかでいろんな人の手に渡ることになるのですが、現在保有しているのが、バウムクーヘン専門店「エアステ・ザルツヴェーデラー・バウムクーヘンファブリーク(Erste Salzwedeler Baumkuchenfabrik)」を営むヘニヒ家。

 


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直火焼きバウムクーヘン作りを見学

「最初のザルツヴェーデルのバウムクーヘン工場」という店名のごとく、ここでは代々受け継がれてきたレシピどおりの材料を使い、1本ずつ直火でバウムクーヘンを焼き上げています。午後1時までなら工房見学も可能。ごうごう燃え盛る炎の中でできあがっていくバウムクーヘン……興奮せずにはいられません。じつは取材中ちょっとだけ手伝わせていただいたのですが、オーブンのあまりの熱さに驚き、思わず腰が引けてしまいました。一日中つきっきりで焼き続ける職人さんはすごいです。

焼き上がったバウムクーヘンは、手作りならではのでこぼこを残し、まさに木の切株のようなワイルドな形。ふわっと柔らかく、いくらでも食べられそうな優しい味わいです。

<DATA>
Erste Salzwedeler Baumkuchenfabrik
住所:St.-Georg-Straße 87 29410 Salzwedel
TEL:03901 - 32306
営業時間:月~金 9:00~17:00 土10:00~13:00 見学1時まで ※職人さんの休憩時間以外
アクセス:ザルツヴェーデル駅から徒歩15分
予算:バウムクーヘン 27.5ユーロ/kg

ザルツヴェーデルにはほかにも歴史的バウムクーヘン工房があります。次のページでご紹介しましょう。