ナタラージャーサナ(踊りの神のポーズ)
ナタは「踊り子」、ラージャは「貴族・王様」を意味します。このポーズは、ダンスの王様、ヨガの源泉であるシヴァ神に捧げられたものです。今回ご紹介するのは、初心者向けなのでバランス感覚を養って下さい。また、片手で片足を掴み胸を開くので、肩甲骨周辺の可動域が広がり、呼吸が深まります。背中全体の疲れやコリなどにも効果が得られます。
また、このポーズは踊り子というだけあって、身のこなしが綺麗になると言われているので、ぜひ美しい所作を学び取ってみて下さい。
■効果:慢性疲労、眠気、無気力、冷え性、猫背・集中力アップに効果があります。また、美容面では背中、ヒップ、脚の引き締め効果大です。
■注意点:膝の痛い人は無理のない範囲でトライして下さい。
■やり方:
1. タダーサナ(山のポーズ)で立つ。
(ムドラー:親指で人差し指の爪を軽く押さえ、輪を作ります。他の3本指は伸ばしておきます。ムドラーを組むと、腹式呼吸が活発になると言われています。)
右踵は見えない壁を押し上げるように、左手指先は斜め上に押し上げるようにし、腰が縮み過ぎないように注意しましょう。
そのまま深い呼吸を5呼吸繰り返し元の位置に戻り、反対側も同様に動作しましょう。
いかがですか? どちらも足裏をしっかり大地につけバランスを取りますが、かなりバランス力がつくとともに、心身ともに元気になる感覚を味わえると思います。お天気のいい日は、ぜひ太陽の光を浴びながらじっくりとポーズを取り、エナジーチャージしてみてくださいね。