ブレンデッド、モルトともに好調に推移
ウイスキーを飲もう
今回の記事ではスコッチウイスキーのブレンデッドとモルトの販売数量をお伝えする。2003年、2007年、2012年の5年ごとの数字を掲載してみた。
IWSR(The International Wine & Spirits Record)のデータがベースである。
[スコッチウイスキー/ブレンデッドとモルト販売数量(単位・ケース)]
2003年 | 2007年 | 2012年 | |
スコッチ総計 | 約8,028万 | 約9,074万 | 約9,627万 |
ブレンデッド計 | 約7,496万 | 約8,431万 | 約8,847万 |
モルト計 | 約532万 | 約643万 | 約780万 |
2003年から5年ごとの数字であるが、スコッチウイスキーが確実に伸張してきていることがわかる。ブレンデッドウイスキー、モルトウイスキーの両方とも見事である。経済新興国での伸び率が凄まじいが、アメリカ、日本といったウイスキーをよく飲む国々でも着実に数字を伸ばしてきていることも事実だ。
途中リーマンショックの影響で、2009年に約8,710万ケース(ブレンデッド約8,095万ケース、モルト約615ケース)に落ちてはいるものの、毎年堅調に伸びてきた。昨年度2013年も好調のようだからどこまで数字が伸びつづけるか見ものである。
数字をご覧いただくと、ブレンデッドウイスキーが占める割合は90%以上であることがわかるであろう。ジョニーウオーカーやバランタイン、シーバスリーガルをはじめとしたブレンデッドは、世界的に飲みつづけられている。
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