ボディケア/ボディケアの基礎知識

美女医が教える正しいコスメの選び方(2ページ目)

女性であれば毎日しているスキンケアとメイクアップ。あなたはどんな化粧品を選んでいますか。 「なんとなく」という感覚でコスメを選ぶのではなく、ロジカルにコスメを選ぶようになると、あなたの肌は見違えるように変わります。美しさの差は知識の差です。今回は、正しいコスメ選びについてお話していこうと思います。

山下 真理子

執筆者:山下 真理子

ボディケアガイド

油の質を見極める!

また、スキンケアとメイクアップも、1つのコンセプトを持っているところがベストです。メイクアップは、時間が経てば、肌の上の「油汚れ」になります。どんな油を使っているかという「油の質」が重要です。

質が悪い油(メイクアップ)に、紫外線が当たったら、シミやくすみの原因になります。選び方を間違えていたら、メイクをしているだけで、シミやくすみができてしまう、というわけです。油の質を見分けるために、リムーバーとクレンジングフォームの品質の良し悪しを確認しましょう。スキンケアとメイクアップに一貫したブランドコンセプトがあるメーカーは、リムーバーには最高の油を使用しています。
 

大手メーカーの化粧品はやっぱりいい?

あとは、「どういうメーカー」のものを選ぶか、ということですが、これはとっても簡単。一言でいうと、「大手メーカーのものを選ぶようにしましょう」ということです。これにはちゃんと理由があります。

「いいメーカーのいい化粧品」、すなわち、いわゆる「高級化粧品」の定義が、時代によって変化してきている、ということを知っていたら、その理由はわかります。

20~30年前の「いい化粧品」とは、「何が入っているのか」で決まっていました。年齢と共に減少していく肌の四大成分(エラスチン・ヒアルロン酸・スクワレン・コラーゲン)を補充するためのものが入っていることが重要だったのです。

それが、10~20年前になると、「成分の浸透技術の有無」が問われるようになりました。たとえば、「熱に弱く壊れやすいビタミンCを浸透させるビタミンC誘導体」が使われているかどうかで、化粧品の質が決まった時代になったのです。

では、今はどうでしょうか。さらに時が経ち、細胞レベルや遺伝子レベルでの研究が進み、スキンケア化粧品についても、細胞や遺伝子レベルで肌を美しくする成分がどんどん研究・開発されています。

今までの「いい化粧品」は、肌にとって有効な成分を入手する手段を持っていれば「いいもの」が作れたのですが、細胞や遺伝子レベルの研究は、大手でなければなかなか難しいですよね。

もちろん、使用感や肌に合う合わないがあるので一概にはいえませんが、大手メーカーの中には、肌の表面を美しくするだけではなく、肌の内側から美しくするような商品がどんどん開発されていっているのです。権威ある大学と提携していたり、研究所を持っているようなメーカーだけが、「本当に肌にとっていいもの」を作ることができるようになってきており、スキンケア化粧品にも大きく差が生まれてきているのです。

あなたが今使っている化粧品は、どのように作られたものなのか、考えてみたことはありますか。

雰囲気やイメージではなく、ロジカルにコスメを選ぶようになったとき、あなたの肌はきっと生まれ変わることでしょう。「なんとなく」や「イメージ」だけでは、肌は美しくならないからです。

イメージや宣伝広告にまどわされることなく、常に自分にとっ一番「いいもの」を
選ぶことが、美魔女への近道。ぜひ今日から実践してみてください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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